幸せになるのが怖い?いつも恋がうまく行かない理由(お悩み相談)
こんにちは!
心理カウンセラー/ボタニカルジュエリー作家の橘奈緒美です。
今回は【ココロノマルシェ】に寄せられたご相談にお答えしたいと思います。
今回のご相談はこちら。
>親密感の恐れ?幸せになるのが怖い?
とおっしゃっているので、るみさんは、すでに自分の心のなかで「恐れ」や「怖さ」がある、と気づいていらっしゃるのですね。
そこに気づいているからこそ、不安にならないように気をつけたり、自分を雑に扱わない人を好きになっているはず。
なのに現状は変わらないまま。
それを不思議に思われているのですよね?
この感覚は私もずっと抱えていたものだったので、とても共感してしまいました。
>たしかに心の中には自分にそんな幸せなことが起こるわけない、どうせ直前でキャンセルになる、、という思いがありました。
るみさんは、どうしてそんな幸せなことが起こるわけがないと思ってしまうのでしょうか。
自分は幸せになれないと信じて、頑なにその信念を守っているようにも感じませんか?
その原因について、考えてみたいと思います。
私達は自分が望む現実を体験している
いつも期待通りのマイナスな出来事が起きてしまうし、その出来事が起きたとき、安堵感を感じるのはなぜでしょう?
「期待通り」と書いたのは、るみさんもお気付きの通り現実に起きていることは、自分が引き起こしていることだからです。
おっしゃるとおり、引き寄せや鏡の法則と言われるものは、たしかに自分の心で感じていることが現実に反映するというものです。
でもそれがネガティブな出来事だとしても、るみさんが悪いということではありません。
ですから絶対に自分を責めたりしないでくださいね。
というのも、普段は意識していない心の深いところにある感情と、自覚できている感情が一致していないということは、本当によくあることだからです。
表面的には「幸せになりたい」と思っていても、心の深いところでは「自分を幸せにしないと決めている」場合があるんですね。
いやいや、幸せになりたいんだけど!と思われるかもしれません。
でも「そろそろ幸せになれなきゃおかしい」とか、「このまま年を取るのは嫌だ」というのは思考で考えていることで、心の中で感じていることではないんです。
実際の心の中では何を感じているのか?
今の状況から考えると、もしかすると心の深いところでは、
「私は幸せになってはいけない」とか、
「私は不幸でいなければいけない」
というように、自分を罰するような感情を感じているのかもしれません。
自分自身を罰して、幸せになることを阻んでいるもの。
それは多くの場合、「罪悪感」だったりします。
罪悪感については、以前私自身が根本師匠のセッションを受けた際のレポートがあるので、ご参考までに貼っておきますね。
罪悪感と聞くと、とても強い印象を受けるので、そんなに強い感情なんか感じていないよ!と思われるかもしれませんよね。
でも、私達はほんの些細な出来事からも深い罪悪感を抱えて、何年も影響を受け続けてしまうことがあります。
罪悪感を抱えるきっかけや出来事については、可能であればカウンセリングでより詳しくお話を伺えたらよいのですが、
>本当に何か壁でもあるのか、というくらい男性と関係が前に進まないのです。
というように男性との関係性がうまく行かないことを繰り返しているときは、ご両親、特に異性の親との関係を見直していくと、そこにヒントがあったりします。
ですからここでは例として、ご両親との関係をあげますね。
例えば、
小さな頃にご両親が喧嘩をしていたとします。
それを見た子どものころの自分は、
「私は両親を助けられなかった」
「私が悪い子だから喧嘩しちゃうのかもしれない」
「私は迷惑をかけている存在なのかもしれない」
と思ったかもしれません。
この、「助けられなかった」「自分は悪い子だ」「迷惑な存在だ」という気持ちが、罪悪感として残ってしまうことがあるんですね。
そして、そんな自分は幸せになってはいけないと自分に罰を与えるんです。
これは例なので、もっと他の原因があるかもしれません。
大人になってみると、そんなの自分のせいじゃないのに、なぜ罪悪感を抱えることになるの?
と思えますが、子どもは両親を大事に思っているほど、自分が無力で何も出来ないということに傷つきます。
そして原因を探して、原因がわからないとき、自分を責めてしまうのだと思います。
だけど普段からそんな罪悪感を感じ続けているのは、辛いですよね。
だから、「こんなに辛い気持ちは奥の方に追いやっておこう」
そして感情に蓋をして「感じないようにしよう」とします。
やがて表面的にはその辛い気持ちを感じにくくはなりますが、「辛い」「寂しい」「悲しい」といった気持ちは消化されてなくなるわけではありません。
感情を感じずに心の中にためておくと、心の仕組みとして「辛い」「寂しい」「悲しい」出来事として外に出てこようとするんですね。
>ここまでくると、驚きよりも感心する思いの方が勝ちます。
>本当になんだか他人事のように不思議な感覚です。
と、どこか他人事のように感じていらっしゃるのは、心の深い部分にある辛い感情に蓋をして、辛い感情を感じないようにされてきたからかな?と思いました。
ではその蓋を取って、自分の罪悪感と向き合うとどうなるのか。
辛い感情は、ちゃんと感じてあげれば癒やされます。
罪悪感を抱えるようになったのは、そこに深い愛があったからです。
ですから、罪悪感を癒やすことは、自分の深い愛を思い出すこと。
そして、その愛で自分自身を癒やせるようになると、自分を幸せにする許可が出せます。
そうなると、外側にあらわれる現実も変わってくるはずです。
ですから、なにか罪悪感を抱えるような出来事に思い当たることがあったら、その時感じた感情、辛かった思いや本当はこうしてほしかったという思いを書き出してみても良いと思います。
もしも怒りが湧いてきたら、それは感情を抑え込んでいる蓋なので、本当の気持ちにたどり着くまでもうちょっと。
お恨み帳で、思いのたけを吐き出すのも自分の感情を感じやすくするのに役立ちます。
一人で向き合うのは怖いかもしれません。
そんなときは、カウンセリングを使ってみるのも良いと思います。
私自身も長年罪悪感を抱えて来ました。
それでも今は自由に、大切に思う人達と一緒にいることが出来ています。
るみさんがご自身を幸せにする!という許可を自分に出して、大切な人たちと幸せに歩いていける、何かの参考になれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!
橘奈緒美でした。