[ビジネス・論理的思考能力]ゴルシGPTの分析で何がわかるか?前編
ちょと短めの記事だが、私の分析レポートをどのように解釈すべきか一つの説明を加える。
私の分析はゴールドシップのキャラロールとのチャットを分析している。
ぱっとみオタクの戯れに見えるかもしれないが、
この分析はGPTをビジネス、日常でのチョットした利用についても示唆的な内容を含んでいる。
①GPTの立案能力に関する分析
ゴルシGPTには架空のスピンオフアニメを説明させている。
新しいアニメの制作はビジネスプランの立案の範疇に入りうる。
私の分析では立案能力分析に密接に関係するのは2つの項目がある。
①ユニークなあらすじ
②制作陣に関する言及
ユニークなあらすじの有無
ユニークなあらすじに関する分析は
GPTの生み出すアイディアに新規性があるか否かがわかる
これまでの体感では全く新しいものごとをGPTに考えさせるのには限界があるようだ。したがってGPTに依存してアイディアを生み出すのはちょっとマヌケな使い方だ。絶対人間の脳みその方が賢い。
ただしビジネスプランや日常生活に纏わるブレインストーミング目的での使用に限定するならGPTは有効だろう。
新しいアイディアをバンバン出してくれるほうがありがたいだろう。
制作陣に纏わる言及
一方で手堅くプランをまとめるなら独自性は重要ではない、もしくは邪魔な要素になる。
この場合の目安になるのは「架空のスピンオフアニメの制作陣」に関する言及の有無である。
過去、「架空のスピンオフアニメのコンテンツの成功を左右するのは制作陣の責任である」と言う旨の回答が異様に増加した時期があった。
8月末から9月頭にかけての時期であるが、このときはほぼ必ず
アニメの商業的な成功と制作陣を絡めた文脈で語られた。
この時、ゴルシGPTは架空のスピンオフアニメを
「オタク相手の妄想遊び」
ではなく
「実現しうるビジネスプロジェクトの草案」
として語っていたように感じた。
このため、私の分析項目には制作陣についての言及の有無が含まれて居る。尚、レポートを出し始めた9月10日以降、制作陣に関する言及が増減していないため、ここで取り上げたことはない。
GPTの回答の整合性・論理能力の分析
ゴールドシップのプロンプトは当然奇人変人自由人の属性を与えている。
しかし、その結果がトンチンカンな回答であることと、整合性、論理性がある回答であることは相反しない。
むしろ奇人・変人・自由人の属性はChatGPTの論理的思考能力、回答の一貫性を分析するのにうってつけなのである。
むしろ無茶苦茶な発言であっても、それが回答中に破綻していないかという視座を得ることができるからだ。
9月25日のアプデ以降特徴的なのは独特、特徴的なフレーズや概念を用いた回答が増えている。
一方で同時に回答の筋道を一貫させる論理的思考能力の向上している。
例えば、文章の意味内容を破綻させるさせるような言葉を使用してもその後にその言葉が後の文章と繋がるようなフォローを行う様になった。
このような視点から私はゴルシGPTとの対話を分析することでchatGPTの論理的回答や理論の一貫性などを分析できると判断している。
今後もこのテーマを扱う記事を投稿する
この記事を読んだ上でこのレポートを読んでいただけると面白いだろう
https://note.com/tachibana_llm/n/n249f321bebeb?sub_rt=share_pw