自分の理想の定め方【内向的で生きづらい人へ】
今回は、内向的な人へ向けた自分の理想の定め方について書いていきます。これが定まることで、自分が人生において何をすべきなのか、これからどこに進んでいくべきなのかが見えてきます。そして、自分で自分を評価する基準を作ることができます。
1.自分の理想とは何か
本稿で言う自分の理想とは以下のようなものです。
自分が心の底から思う在りたい姿、自分の価値観を表現した状態
自発的に望んでいること
一生を掛けて目指し続けることができる、或いは一生意識して留まり続ける境地
以下の例で挙げるような、世間一般で言われている理想的な状態とは、必ずしも同じではありません。
お金持ち
事業で成功
有名人になる
優れた配偶者を持つ
FIREして遊んで暮らす
エリートコースで人生勝ち組になる
自分の理想とは、外発的なものや押し付けられるものではなく、自分の内側にあり、自分と向き合うことで見つけるものです。そして、自分で自分をどう評価するかの基準となり、一生をかけてそこに迫り続けていくためのものです。
2.自分の理想の定め方
①自分を知る
自分の理想を定めるには、自分を知らなければいけません。自分を知ることで、自分の在りたい姿や価値観を見いだすことができます。
そのためには、以下のようなことが参考になります。
自分の無意識の考えや言動
外界からの刺激(他人の行為を見聴きする、ニュースを見るなど)に対して無意識に抱く感情
無意識の行動は、自分の深いところからくる衝動に突き動かされたと考えられるため、自分の価値観に基づいた行動の可能性があります。
また、本当はこうしたいと思っているのに、世間体や実行可能性などを考えて諦めてしまっていることも、自分の大切にしている価値観や在りたい姿を知るための手掛かりになります。
まずは、最近のことで構わないので、こういった自分の無意識の行動や、やりたいのにやれていないことなどを思い出してみてください。
②理想を定める
自分を知ることで、内発的な自分の在りたい姿、価値観が見えてきます。しかし、この時点ではまだ理想が本当に分かっているとはいえません。ぼんやりと遠くに見えているという状態でしょう。
そこで、その在りたい姿になることや価値観を表現することを理想として言語化します。言語化とは、言葉にして自分が理解することです。誰かから、それは何かと訊かれたら、考える必要もなく自然とすらすらと説明できる状態にできることです。
こうすることで、自分の理想を自分の血肉にすることができ、普段の生活の中で、自分の理想に従って行動し、自分を評価することができるようになっていきます。
3.自分の理想の具体例
自分の理想といっても、人生は様々な要素で成り立っている以上、一つの理想を以て、自分の理想とすることは中々難しいと思います。そこで、自分が大切だと思う人生の要素ごとに理想を定めていきます。
ここでは、私を例にして、いくつか自分の理想について挙げてみます。
人生の目的
他人の幸せを自分の幸せとできる自己満足を続けること
⇒自分一人だけで完結する自己満足では死後に何も残らないことに対して虚しさを感じるから人間関係
少数と深く付き合い、自分の良い部分を以て相手に良い影響を与えたい
⇒自分は集団より1対1の深い会話を重んじ、相手に自分の何かを残したいと思うからお金
自分一人で使う分には多くを求めないが、他人のために使う分にはいくらあっても良い。但し、無理して追求しない。
⇒お金は手段であり目的ではないとおもっているから。自分のやりたいことはお金を主たる要因として成し遂げられることではないから社会的成功
社会で成功することを強くは望まないが、一方で自分の何かしらを死後の社会には残したい
⇒自分の人生の目的に書いた通り、死後に何かを残したいと思っているから仕事
社会に対しての意義を第一に考え、利益は第二に考える
⇒お金や社会的成功を強く求めているわけではなく、他者への良い影響や社会へ何かを残すことを求めているから
自分のことを深く知ることで自分の理想を定めることができ、内発的な評価基準を得ることができます。それによって、内向的な人の生きづらさの要因であった世間の常識に合わせることから解放されます。そして、自分の価値観に遵った自分が本当に望む人生を歩む準備が整います。
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