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【はるかぜ 第7話】3分で読める恋愛小説|青春物語|毎日21時更新

7. 再会

それからしばらく経ち、俊は大学生活に慣れ始めていたが、時折ちなつのことを思い出していた。

彼女との思い出は鮮明で、特別な存在であり続けていた。

そんなある春の日、俊は大学の近くの街を歩いていると、桜の並木道でふと懐かしい声を耳にした。

「俊くん?」

振り返ると、そこにはちなつがいた。

「先輩…!」

俊は驚きながらも、すぐに嬉しさがこみ上げてきた。

「久しぶりだね。元気だった?」

ちなつは微笑んで、桜の花びらが舞う中で俊を見つめた。

「はい、元気です。先輩は…大学どうですか?」

俊は少し緊張しながらも、嬉しさを隠せずに問いかけた。

「うん、楽しいよ。でも、俊くんともこうしてまた会えるなんて、なんだか運命みたいだね。」

ちなつは優しく微笑んだ。

再会した二人は、今度こそ新しい物語を歩み始めるかもしれないと感じながら、桜の下で静かに会話を続けていた。

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3分小説家|橘藍 たちばなあい
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