コーヒーがのどを通るまで。
こんにちは!漫画家のひよっこ、いくにです。
突然ですが皆さん、
コーヒーの実は赤いって知ってましたか?
今日はそんな、知ってなくてもいいけど知ってたらいつものカフェがちょっと楽しい、コーヒーについてのあれこれをご紹介したいなぁと思います。
お気に入りのコーヒーを片手に、おたのしみ頂けると幸いです。
コーヒーとはなんぞや。
コーヒーは、粉状にしたコーヒー豆にお湯を通すことでできる飲み物ということは知っている方も多いと思います。
『コーヒーノキ』と呼ばれる木からとれるサクランボのような赤い実『コーヒーチェリー』。その中に入っている豆こそが、コーヒー豆です。
コーヒーノキはもともとエチオピアの高原で自生していたんだそうで。
発見についてはまだはっきりとは分かっておらず、現在2つの説が唱えられていますが、どちらもユーモアがあって面白いんです('ω')
珈琲うんちくのなかでも知っててなんかたのしくなった知識のひとつなので、せっかくですし次の見出しでお話したいと思います。
コーヒーが見つかるまで。
コーヒー発見の説その1.
「ヤギ飼いカルディの伝説」
あれ?カルディってなんか聞いたことあるぞ?と思ったそこのあなた!
大正解です。
あの有名な輸入食品&コーヒー専門店「KALDI」の名前の由来となった伝説です。(公式HPにもかいてあるよ!)
ざっくり説明しますと、
ヤギ飼いのカルディは、ある日飼っていたヤギが赤い実を食べると興奮し跳ね回りだしたのを見た。それを修道院長に相談して、一緒にその実を食べてみるたらめっちゃ元気になって頭もスッキリした。
それからは夜間の仕事のときはその赤い実を煎じて飲み睡魔と戦った。
というお話。
そして2つ目が「シェーク・オマールの伝説」
イスラム教徒のシェーク・オマールは罪に問われてアラビアのモカからオウサブへと追放されてしまう。飢えに苦しんでいた時に、小鳥が赤い実をついばんで陽気にさえずっているのを見た。その実を煮込みのんでみると、疲れも消し飛びめっちゃ元気になった。後に彼はこの実で多くの病人を救い、罪も許されてモカに帰ることができた、
というお話。
はてさて、真実はこの2つのどちらかにあるのか。
もしくは「ヤギが食べたのをみたシェーク・オマールがそれを食べて医者となった」のかもしれませんね‥‥真実はいまだわからず、です。
あなたはどっちが本当だと思いますか?
それとも、どちらも嘘だと思いますか?
必ず誰かが見つけたから今ここにあるのに、本当のことはわからないなんて面白いですよね…('ω')ワクワクしちゃうね!
豆がカップにはいるまで。
はてさてそんなコーヒーですが、赤い実から収穫されたコーヒーはその後熱を加えて風味を出し、粉状にし、お湯を通してようやく飲み物になるわけでございますが。
この‘’熱を加える‘’行為を『焙煎(ばいせん)』と呼び、よく言う「煎り(いり)が深い」とか「浅い」ってのはこの焙煎の度合いを表すものです。
浅いほど煎る時間が短く軽やかな風味になり
深いほど長く苦みが強くなります。
また、豆を粉状にすることを「豆を挽く(ひく)」といい、
この挽きにも度合いというか「どれくらい細かくするか?」というものがありまして
挽きが「粗い」と味はあっさりと
挽きが「細かい」と濃厚になります。
ちなみに、この焙煎や挽きの度合いによって「適した淹れ方」というものもありまして。
よくご家庭で飲まれるドリップコーヒー(フィルターに粉を入れて上からお湯をポタポタさせるあれ)は、
焙煎は浅め~普通(中煎り)
挽きは粗め(粗挽き)~普通(中挽き)が一般的です。
他にどんな淹れ方があるかと言いますと、
理科の実験みたいな超カッコイイ『サイフォン』、
イタリアンカフェの定番『エスプレッソ』
などなど、粉にお湯を通すといってもたくさん種類があります。
しかも味がかわります。ほんとに。
でもそんな機械わざわざ買えないよ!って人のために、使用機械別お勧めカフェ別の見出しにまとめました。
飲んだ方が早い!ってやつですね!
カフェっておいしいお菓子も食べれるから良いですよね~う~ん贅沢。
使用器具別!お勧めカフェ
…といっても、私生粋の大阪人なので…
関西圏に限定されることをお許しください…。
サイフォンコーヒー
サイフォンコーヒーはとにかく見た目がかっこいい!
もうドキドキしちゃいますね。一生見ていられる。
コーヒーの大手メーカー、uccさんのお店ではサイフォンコーヒーが楽しめますよ~!
サイフォンの目の前のカウンター席、座るの勇気いると思うんですけど推したいですね!
あとワッフルプレートがあるんですが、サクフワでおすすめです。
豆も何種類かおいていらっしゃるので、お勧めを聞いてみるのも良いかもしれません!
あとは南大阪に数店舗構える桜珈琲さんお勧めです◎
桜珈琲さんはお菓子にも力をいれているので、デザートが格別です。
ランチのあと、家でのカフェタイムにお土産~なんてのも素敵ですね…
ランチセットも良いので、お勧めしたいですね!
エスプレッソマシン
DelSole
大阪ではJR大阪駅、時空の広場内に。
東京でも店舗を構えるエスプレッソの有名店・デルソーレさんです。
本格的なエスプレッソ・またイタリアお菓子も楽しめます。
時空の広場から見える景色も、そこにいくまでのエスカレーターもなかなか面白いので一度足を運んでみてください!
あとは公式サイトが見つからなかったのですが、
天王寺駅近くの『パールズ』さん、またあべのハルカス内の『チャオプレッソ』さんがお勧めです!
パールズさんのエスプレッソは金賞を受賞したこともあるコーヒーだそうで(詳しくは忘れました…💦)、2種のエスプレッソ飲み比べもできちゃう、初エスプレッソにはもってこい!のお店です。
チャオプレッソさんはあべのハルカス17Fの展望の良さが最高ですね!
窓側はしょっちゅう埋まってるのと、勉強の人が多いのですがお値段もリーズナブルです。
・・・とここまでご紹介してきましたが、「そんないちいち行ってらんないよ」って人は神戸におすすめがございます。
uccコーヒー博物館
なんと、ここに行けば好きな豆を好きな器具で淹れてもらえるんです。
カフェだけの利用であれば入館料不要ですが、隣の博物館も是非一緒に行ってほしいですね!
入館料300円でコーヒーの歴史や時間によっては豆の飲み比べなどもできるとっても楽しい場所です。
あ、あと行くときにモノレール乗れるのもいいですね。
ジェットコースターみたいでメッチャ楽しかったです
余韻
いかがでしたか?
コーヒーがのどを通るまでのことをちょっとでも知っていただけましたでしょうか?
コーヒーを注文し、席に運ばれてくる数分のあいだに思い出してみてもらえると嬉しいです。
コーヒーというのは奥が深いもので、その歴史は紅茶よりも古く、かの紅茶大国イギリスでも親しまれていた飲み物です。
なぜイギリスでは紅茶が主流となったのか?
なぜイタリアのコーヒーは小さいのか?
他にもまだまだ面白い歴史がたくさんあるので、時間をかけてご紹介できればと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!✨
それでは引き続き、ブレイクタイムをお楽しみください☺
日本生まれのイタリア大好き漫画家です。好きすぎて留学してました。漫画をきっかけにイタリアに興味をもち、5年以上とあるカフェでバリスタとして勤務していました。