スピッツの悲劇(食事中の人、読んじゃダメよ)


子供の頃、家のトイレは汲み取り式、いわゆる「ぽっとん便所」でした。
その家で、小学校一年生の時に親戚からスピッツの子犬をもらい受け、飼い始めました。
とても愛嬌があり、この世にこんな可愛らしい存在があったのかと子供心に感動しました。

夜寝るときは枕元に犬の寝床(その頃、室内用ケージなどしゃれたモノはなかった、と思う)を置き、毎朝顔を舐められて目を覚ましてました。

ある朝、目を覚ますと遠くで犬の鳴き声が・・・。
とともに兄がなにやら騒いでいます。

起き上がって声の方へ行くと、そう、犬が便所の便壺に落ちたのです!!
幸いというか何というか、便壷には大量の○○○があったため
兄が上半身裸になって、便器の落とし口から手を伸ばしたらとどき
そのまま犬を掴み上げて救出しました。

風呂場へ急行し犬を洗いまくり(何回洗ったかは覚えていないのですが)
兄も大騒ぎで右腕を洗いまくり
どれくらいでニオイが取れたかも覚えてませんが
その後も可愛がっていた記憶があるのですべては
まるくおさまったのでしょう。

その犬も遠い昔に星空へ旅立ち
ずっと私たちを見守ってくれていることと思います。
ニオイ、とれたかい?

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