KITAKAGAYA FLEA | 思い切りのないアンダースロー
2024-10-20
本のイベント、KITAKAGAYA FLEAに行ってきた。
去年も来たのだが、うっかり周辺駅のうどん屋でお昼を食べてしまっていて、いや、それはそれでとても美味しかったのだが、会場では美味しそうなフード屋台、とりわけスパイスカレーが豊富にあり、せっかくなのでそちらを楽しめばよかったかなと思っていた。
今年も無事参加できたので、朝ごはんは軽めにして万全のコンディションで臨んだ。
本のイベントに万全の胃袋で臨んだ。
前日の雨と蒸し暑さとは打って変わって、気温も下がり爽やかな風の吹く晴天だった。
数あるカレー屋さんの中から、迷いながらも大陸カレーさんのカレーをいただく。何かしらの赤ワイン煮込みと書いてあったような気がするがよく覚えていないが...ココナッツミルクでまろやかな味わいがあったのは記憶している。
がっつり一杯食べて満たされてはいたが、せっかくなのでもう一杯味わいたい...という時にありがたいハーフサイズのカレーを出してくれているカトゥールさんというお店でもう一杯。しかもあいがけでなんだか得した気分だ。
片方ずつ味わい、徐々に副菜も巻き込みながら後半はごちゃ混ぜでいただく。これがまた美味しい。
そばがきや、ぐーちょきぱーさんでは、揚げそばがきとそば焼酎のそば湯割りをいただく。
そばをつまみにそば湯で割ったそば焼酎を飲む...三毛作、そばのポテンシャルがすごい。
お腹を満たした後は物販ブースを見て回る。
以前noteにも感想を書いた、屋台の本の作者の方が出店されていて、お話ができて嬉しい。
その本に登場していた後屋台で本を売っている店主が3階にいると思う、と言われたがうっかりめがね男子という特徴しか持ち合わせていなかったらほとんどの出店者さんはめがね男子でわからなかった。
今年も石相撲とやらのスペースが...気になる。
そんなことを思いながら、物販の合間で売っていた、カバー写真に載せた箕面ビールのピルスナーを楽しみながら会場をそぞろ歩く。
〆はチャイのお店で本格ミルクティをグイッと一杯。
古き良きインドの文化だと聞きかじる、飲んだらその素焼きの器は地面に叩き割って土に帰すという習慣がオマージュされた、器の回収箱が。思い切ってバリンと割りたかったところだが、思い切りのないアンダースローで放ったところ「ゴッ」という鈍い音を立てて割れもせず苦笑。
ほぼフードフェスとして楽しんだ今年のKITAKAGAYA FLEAだった。
食も本もグッズも、好きなものを作って共有する空間はとても豊かで、眩しかった。