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そうだ、草津、乗らなきゃ(使命感)~グンマー秘境編その1

さて、正月のお出かけの後、妙に1月2月が仕事が忙しくて、ほとんど引きこもって過ごしておりましたワタクシ。
そんなある時、ふと仕事が途切れたタイミングで。
こんなフレーズが頭の中をよぎったのです。

そうだ、秘境、行こう。

もうすべてがどうでも良くなって、何もかも投げ捨ててふらりと秘境に行ってしまおう。
そんなことを思ったのです。

……嘘です。

ただ、ちょうど春のダイヤ改正がそろそろ近付いてきて、以前よく乗ったある電車がそろそろ引退だということで。
こういうのはダイヤ改正間際になると、葬式鉄とか言う騒がしい連中がそれこそ光に集まる夏の虫の如くわんさと押しかけてくるのがお決まりのパターンでして。
(まあ実際今回も結果的にそうだったみたいですが)
そんな環境にド陰キャのワタクシが耐えられるはずもなく。
だったら、騒ぎになる前にさっさと乗ってしまおう。
ついでに沿線でどこか面白そうなところを巡ってみよう。
当然、誰も来ないような場所なら最高。
そんなわけで始まったのが今回の旅でございます。

さて、そんなわけで、きっぷと指定券を手配して、まずはお目当ての列車に乗って出かけましょう。
今回乗るのはこちらの列車。

もうすぐ引退(乗車当時)の651系車両

元々、この車両は常磐線特急で走っていた車両で、通勤やら仙台方面へのお出かけの際など、長いことなんだかんだ利用していたので、個人的に思い入れがあったりします。
今日は最後のお別れをしに来ました。
まだ、ホームとかで待ち構える人は多くはないようです。

この日はグリーン車を取りました。

この車種を知ってる人なら、空いてればたぶんグリーン車を取りますよね。
常磐線で走っていた頃は長時間乗るならグリーン車といった感じでしたが、近年は逆に短距離でもグリーン車ですよね。
今は短距離の場合、差額が500円くらいしかかからないので。
中距離がいちばんコスパが悪い感じの料金設定です。
なぜこの車種のグリーン車なら買いなのか。
その理由は、これです。

ゆったりと余裕がある上質な車内空間です。

JR東日本では、特急のグリーン車でも4列席が当たり前の中、ゆとりの大きい3列席なのはこの車両と、新潟~秋田間を走る「いなほ」、それからサフィール踊り子くらいのもの。
この日はド平日だというのに指定席は満席だったのですが、こうして後ろから見ると他の乗客の姿が見えないんですよ。
オープンな空間ではありますが、各席のプライバシーもかなり高いんじゃないでしょうか。
さすがに製造年代が製造年代なので、電源が取れないなど、設備その他に古さは感じますが、プレミアムクラスを名乗るに相応しい空間は今でも通用します。
在来線規格の車両で、4列席でも空間としてよくできている車両は「こまち」のE6系があったりしますが、それ以外のJR東の在来線グリーン車は……正直、居住空間として普通車と大差ない仕上がりになってしまっているのが残念なところ。
空間設計は大事ですよ。

ここには一人用シートがあるのがありがたいです。
座席は大型で、相当深くリクライニングします。
いちばん深く倒すとぶっちゃけ普通に寝れますw

仙台ひたちで乗った時は、ついつい寝ちゃうんですよね……このシート。
そんなわけで、この列車でしばし思い出に浸りながら、北上していきます。
さて、今回はどこに向かうのでしょうか?

というわけで、今日のところはこの辺で。
続きはまた。

よろしければ、この先もお付き合いくださいませ。

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