いざ深淵へ~休日おでかけパスの旅編その4
びみょ~にGWを外したとある土曜日。
ちょうど身体が空いたので、ふと思い立って出かけた休日おでかけパスの旅、第4回です。
さて、久留里駅を出発。
車内には人影がなくなりました……。
ヤバみしか感じませんが、とにかく現状をしっかりと見据えましょう。
良いところもきっとたくさんある……はず?
さすがに久留里を過ぎると、明らかに駅間の人里の姿が見られなくなってきます。
各停車駅周りにはちゃんと集落があるのですが、その規模も小さくなるのは致し方ないところか。
こうして見てみても、明らかに先程までとは人家のまばらさ加減が……。
曲がりなりにも、久留里の手前辺りまでは線路と間合いを空けつつ連なってたもんなぁ……。
奥地へ入れば、それはある程度仕方のないこと。
それよりも、もっと根本的な技術的物理的な問題にこの区間ではぶつかります。
それは……。
この2枚からも垣間見える部分がありますが、勾配が久留里を大まかな境に、明らかにきつくなります。
それなりにパワーのあるエンジン積んでるキハE130でも、結構エンジンを大きくふかしつつも40キロしか出てません。
(車両的には平坦地で本気出せば100キロ出せる車両なんですが)
さっきまでの流し運転とは全然エンジンの音違うんですけどね。
つまり、こっちでは結構本気モードでも速度が出ない。そういう線路環境なのです。
久留里までは線路改良すれば色々何とかなりそうなんだけど、こっちはどーにもならん、改善しようがないってことです。
まあ、こればかりは仕方がないんですよ。
鉄道って、坂にめちゃくちゃ弱いですから……。
つまり、あまり山岳地の輸送には向いてない代物なんですよね。
だから、余程大きな需要がないのであれば、こういう土地では鉄道はやらない方がいい。
そういうことになります。
大きな需要があるなら、金かけてトンネルとかバンバンぶち抜くという手もあるんですがね……。
さて、そうこうしている間に。
久留里からなんとかかんとか勾配に悪戦苦闘しつつ、10キロ程を20分弱かけて、終点の上総亀山に到着です。
列車が到着したのに、駅に人気がない……。
久留里から先、途中駅でも誰も降りていませんでしたし。
折り返しの列車が来たにもかかわらず、待っている人もいない。
いくら深淵の最奥とはいえ、これはちょっと淋しすぎへんか?
とりあえず、駅周りもちょっとどんな感じか見てみましょう。
というわけで、今日のところはこの辺で。
続きはまた。
よろしければ、この先もお付き合いくださいませ。
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