虚無感すら感じる終着駅~休日おでかけパスの旅編その5
びみょ~にGWを外したとある土曜日。
ちょうど身体が空いたので、ふと思い立って出かけた休日おでかけパスの旅、第5回です。
というわけで、終点の上総亀山駅に到着しました。
折り返しまで時間があまりありませんが、周囲の様子を少しだけ見回してみたいと思います。
さて、駅前はどうなっているか……。
なんだこれ。
虚無しかねえよ……。
絶望的に人の流れがない。
ここに向かって来そうな気配がない。
ぼつぼつ人はいる。地元の人も見かけたけど。
ただ、そこにいるだけ。
もうすぐ折り返し木更津に向かう列車が出るというのに。
これは厳しい……。
駅前に降り立って、周囲を見ただけで「これはダメだ」と直ちに判断できてしまうレベルでもうあかん。
これであれば、ここにわざわざ線路条件の悪い鉄路を伸ばしておく意味はないなぁ……申し訳ないけど。
ただでさえ、こういう山間の地域はそもそも鉄路より乗り合いタクシーとか、バスの方が速いんで……そっちにした方が捗ると思いますね。
ちゃんと列車の時刻にある程度人が集まってるなら話は別ですが。
しかも、ここは駅前の機能も停止してしまって長らく放置されてしまっているという有様。
これではここにはテコ入れするにしても核になるものがないので、テコ入れのしようもないですし、さすがにこれは八方塞がりとしか申し上げようがない。
惜しいと言えば惜しいんですよね、趣味的には。
ここ、訪れてみて雰囲気の良い場所ですし。
ここなんか、あるがままの山間のちいさな終着駅といった佇まいで、こういった写真が撮れる、いい被写体ですよ。
でもね、鉄道というのは、単なる被写体であってはいけないんですよ。
大量輸送という使命がなければ、存在するべきではないのです。
なにしろ、かかる経費が馬鹿高いんですから、鉄道って。
空気運ぶための経費じゃないんですよ。
タダで被写体になるための経費じゃないんですよ。
それであってはいけないのです。
さて、短い滞在時間もそろそろおしまい。
折り返しの発車時刻が近付いてきました。
そろそろ列車に戻りましょう。
名残惜しいですが。
これ逃すと、次は6時間近く来ませんからね……。(白目
というわけで、今日のところはこの辺で。
続きはまた。
よろしければ、この先もお付き合いくださいませ。
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