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14.論文式試験に向けての学習法②(立原さんver.)

「論文式試験の学習方法」part2です!

前回のお話↓



・企業法

企業法で多くの方が心配されることが論ズレだと思います。

それを防ぐために行っていたことが、太枠については何を書いているのか自分で説明出来るようにすること、論点枠については何の条文の論点なのか問題の所在を正しく説明出来るようになることです。

特に論点枠については論証例の暗記に走ってしまいがちですが、問題の所在から正しく論点に入っていくことで、論ズレを防ぐことに繋がると考えています。

また、本試験の採点上重要なものが条文番号です。条文番号の中には目次から容易に引くことが出来るものとそうでないものがあります。

例えば、事後設立です。
事後設立は設立の論点であるにも関わらず、条文が400番台にあります。

おそらく目次から引くのは難しい(出来たとしても時間がかかる)と思われます。

そのような特徴的な条文番号については、覚えておくことが良いと思います。


・監査論

監査論についてまずやるべきことは論文問題集の典型論点を固めることです。

私は文章を覚えるのではなく、その下に書いてあるPOINTを頭に思い浮かべられるようにしていました。

その方が負荷も下がりますし、問題に対して柔軟に対応することが出来ると考えています。

昨年度は財務諸表監査が必要な理由が出題され(解いていて驚きました)ており、どの科目でも共通ですが典型論点はしっかりと対策しておくことが重要だと思います。

事例問題の対策としては、まず論点問題集に入っている典型的なリスクやよくある事例に目を通していました。

しっかりと解いたり覚えたりはせずに、頭に思い浮かべる程度の強度でした。

次に、アサーションに対する代表的な手続きを覚えるようにしていました。

手続きについてはその場で名称(例えば年齢調べなど)を思いつくことはほぼ不可能だと思うので、代表的なものは覚えていくことが良いと思います。



編集者山口より

今回は企業法と監査論の対策についてでした。

水道橋校では昨日より2026年合格目標の会計士講座がスタートしました。
この後、4月開講の方々と合流してメインの基礎マスター講義に進んでいきます。

今年度はカリキュラムを変更していて、6月下旬から基礎マスターがスタートします。
例年より2カ月ほど早いスタートになりますので、余裕を持ったスタートが取れますね。

次回のお話

論文式試験対策 租税法・選択科目(経営学)



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