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17.論文模試後の勉強方法②(清水さんver.)

清水さんによる論文模試後の勉強方法part.2です。

前回の記事↓



管理会計

管理会計についてはテキストベースの学習を徹底していました。

私は前までは計算はアクセス答練を繰り返し解いて、理論は論文対策問題集をひたすら暗記することに終始していました。

結果として、少し捻られた問題が出題されてしまうと全く手が出ない状態になっていました。

そこで安達先生が実施されている管理会計のテキストチェックゼミに参加したところ、テキストの内容が全く体系的に頭の中で整理されていないことに気づきました。

そこから勉強方法を改めて、理論と計算を結びつけることを意識しながら、テキストの内容を想起できるように読み込んでいました。

もちろん典型論点は落としたくないのでアクセス答練や論文対策問題集も使いながら勉強していました。

財務会計(計算)

 財務会計の計算についてはテキストの例題アクセス答練を併用して学習していました。

まずアクセス答練を解き直して、少しでも手が止まったり解き方に不安を覚えた分野に関してはテキストの例題に戻って復習をしていました。

テキストの例題に戻る時は仕訳の意味を一本ずつ丁寧に考えるようにしていました。

特に連結会計は頻出論点であるにも関わらず解き方が機械的になってしまっている傾向にあると思います。

もちろん早く解くにはタイムテーブル等を使った方がいいのですが、普段の学習では、こういう取引があったから、こういう仕訳を切って、どうタイムテーブルに反映させるのかをじっくり考える時間をとってもいいと思います。

結果的にはそういう勉強方法の方が知識の定着には効果的だと思います。

財務会計(理論)

財務会計の理論については特にテキストの読み込みを重視していました。

ここでのテキストの読み込みとは監査論などと同様に、テキストの内容を想起できるようにするということです。

財務会計(理論)の問題では基準の原文の書き振りが非常に重要になってきます。

しかし、基準の文言を丸ごと暗記することは現実的ではないですし、あまりにも非効率的です。

そこでテキストには重要な分野に絞って基準の文章そのままではわかりにくいところには図や表での解説が付け加えられています。

そのテキストの内容を想起できるようになればかなり試験では有利に解き進めることができると思います。

 具体的にテキストの内容を想起できるようには工夫しながらテキストを読むことを意識していました。

監査論と同様に、テキストを読むときは表題だけを見て、何が書かれているのかを思い浮かべてから答え合わせをするような感覚でテキストを読んでいました。

また思い浮かべる時には文章の流れを意識するようにしていました。
基準での文章の流れを頭の中に入れておくことによって、記述問題でその部分が問われた場合に、すぐに答案を頭の中でまとめることができるからです。

あくまで文章の流れを把握するだけであって、文言を一字一句暗記することはしていませんでした(超典型論点に関してはやっているうちに暗記してしまっているケースもありました)。

また基準集に記載があるところについては大まかに書いてある内容だけ把握するだけにとどめていました。

これをすることによってある程度、負担は減るかと思います。

 またテキストに答練で出た分野にはシール等で印をつけて、後から答練ではどのように出題されていたかを確認できるようにしていました。

試験ではどういった出され方をするのかを把握することによって、どう勉強すればいいのかがなんとなくわかってくると思います。


編集部山口より

今回は会計学の話でした。

論文答練の成績が伸び悩んでいる方など、是非一度チューターや講師までご相談ください。

次回は企業法と経営学です。

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