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【にっぽんのいろ】空色鼠(そらいろねず)
今日、ふと空を見上げると、
深い雲と、雲の間からわずかに漏れる陽光が。
雲と光が織りなす姿に
もの悲しさより、美しさを感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711627410368-TuBMdhFZp4.jpg?width=1200)
この空模様のような
青みを帯びた明るい灰色のことを
空色鼠というそうです(伝統色のいろは)
灰色でもなく、
青色でもなく、
白色でもない。
その狭間を捉え、
何気ない日常を美に昇華する感受性の
高さには驚きます。
一方で、
この感受性を日本人が失ったのかといえば
そんなことはないと思います。
というのも、昨今、
中間色と呼ばれる淡い色が話題になる
ことがあります。
原色は「自然」にはありませんが、
淡く、曖昧な色は「自然」にあります。
そんな色が多くの人に
受け入れられているということは、
自然の機微を捉える感受性は
継承されている、という証。
嬉しいね♪
==つぶやき==
空色鼠。
呼び名に意外性があります。
「色」を前提にした
世界の捉え方では
ないからかな?
私だったら考えつかない言葉だわ。