絵画の本質とは?
以前は「ホンシツ」って聞くと
胸がザワツイていました。
それは、
世界はそんなに単純じゃないって考えてたから。
なんなら、「単純にしたくなーい!」
とすら考えてたから。
そのくせ、「ホンシツ」って聞くと
言葉の誤謬による幻想に、いとも簡単に取り込まれて
「ホンシツ」を分かった気になっちゃいそうで・・・。
そんな自分の弱さが怖く、
抗おうとしてたから😅
なので、思いっきしザワツイていました。
でも、当時の私は
今以上に全然見えていなかったなと、
恥ずかしくなるばかり。
そういえば、とある大学の先生が仰っていたことを
消してしまった以前のアカウントで、
共有したことがありました。
以下、先生のコメントです。
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絵画と比べて本物により近いものとして写真があり、
この技術が登場したとき、
絵画は存在意義を問われることになった。
しかしそれでも
絵画芸術は消滅しなかったことを踏まえてみると、
絵画の本質は決して実物に近づくことではないといえるだろう。
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絵画の本質が実物に近づくことでないとしたら、
芸術家は何を見て、何を聞いて、何を示唆しているのでしょうか。
夭折の天才画家エゴン・シーレは、
こんな言葉を残しています。
「すべての芸術家は詩人でなければならない」
痺れます。
世界は実にシンプル、かつ深淵。
日本人だからこそ、近づきやすい境地。
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