ありがとう×100 。The1975をみた.2022。サマソニSummerSonic
いまは、ただありがとうとしか言えない。
それしか言葉が思いつかないし、気持ちを伝えようにも言葉が追いつかない。
2022年、8月21日、日曜
大阪•舞洲スポーツアイランドで
The1975のライブを見た。
今回はあり余る、このバンドへの愛着を
日本とこのバンドの活動にまつわる諸々を
まとめることで表現したい。
できれば、秀逸すぎるかれらの楽曲に焦点をあてて、かれらが日本での主なステージの場として選んだSummer Sonicで披露されてきた曲群についての簡単な分析もふくめ、なるだけ、あえて感情を排して、列記していきたい。
まずはバンドの歩み〜
2012.8 EP『Facedown』でデビュー。
2013.8 Summer Sonic出演① (東京のみ)
2013.9 アルバム『The 1975』発表
2014.8 Summer Sonic出演②
2015.1 来日単独公演 (東京のみ)
2016.2 アルバム『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』発表
同年 .8 Summer Sonic出演③ 2年ぶり
2018.11 アルバム『ネット上の人間関係についての簡単な調査』
2019.8 Summer Sonic出演④ 3年ぶり
2019.8 シングル『People』発表
2019.12 新型コロナウイルスが発見される
2020.3 パンデミックの余波を懸念し全ての ライヴを停止
2020.5 アルバム『仮定形に関する注釈』発表
2020.9 ヘッドライナーとして予定されていたSupersonicが新型コロナウイルス蔓延の影響で中止となり日本での初ヘッドライナーが一旦、幻となる
2022.8.20&21 Summer Sonic出演⑤
3年ぶり
まずは、東京公演のみだったという2013年の初来日、Summer Sonic出演時のセットリストを振り返ってみたい
1.Head.Cars.Bending
2.The City
3.Milk
4.Settle Down
5.Heart Out
6.Girls
7.Robbers
8.Chocolate
9.Sex
10.You
この時点ではまだ未発表であったデビューアルバム『The1975』(このライブの翌月にリリースとなる)に収録となる楽曲群を中心に、EPにしか収録されていない①や⑩。レアだなー。
本国(イギリス)での評判をききつけて会場に足を運んだ聴衆のみなさんがうらやましい。
貴重だ。
つぎは2回目のSummer Sonic出演となった
2014年のセットリスト。
真昼の暑い時間帯で直射日光をモロに浴びるOceanStageでのアクトを筆者(私)は見た。
1.The City
2.M.O.N.E.Y.
3.So Far (It's alright)
4.Talk!
5.An Encounter
6.Settle Down
7.Heart Out
8.Pressure
9.Robbers
10.Girls
11.Chocolate
12.Sex
アルバムデビューからまだ、1年ほどのThe1975は、この時点で東京/大阪でサマソニの最大ステージ規模のMarine/Oceanに立った。日本の、そしてSummer Sonicという日本でも最大級のフェスティバルとの相互互恵関係が、真にスタートしたのがこの年だったといえよう。
1stアルバムの神曲たちが、これでもかと披露されて、アルバムで好きになった日本のファンの耳目をさらった。
さらに個人的に重要なのは、
この日の大トリが同じ英国の
ArcticMonkeysであった。
ということ。
The1975のメンバーのほうでも、意識しないわけにはいかないこのブッキング•並びに、いまとなり、因果めいたものを感じる方もいらっしゃったのではないかと思う。
〜ビートルズ、ローリングストーンズ、ストーンローゼズ、オアシス、ブラーetcetc....と脈々とつづくUKロックの系譜の中にあり、ArcticMonkeysもThe1975に影響を与えていないはずはないからだ。
蛇足ではあるがこの日のArcticMonkeysのパフォーマンスも、重心の低い圧巻のライブであったこと申し添える。
2016年、3回目のSummer Sonic出演。
大阪は、同じUKの超弩級バンドRadioheadの出演とほぼ同時刻。真裏のSonicStageへの出演となった。これには、我が身を引き裂かれる思いがした人も多数いたにちがいない。
酷やで!!
セットリスト
1. Love Me ☆
2. UGH! ☆
3. Heart Out
4. A Change of Heart ☆
5. She's American ☆
6. Loving Someone ☆
7. Somebody Else ☆
8. Robbers
9. You
10. Paris ☆
11. Girls
12. If I Believe You ☆
13. Chocolate
14. The Sound ☆
15. Sex
セカンドアルバムの素晴らしい楽曲群(☆)に、ファーストアルバムの鬼曲たちが華を添える。
活動初期のEPにしか収録されていない⑨You、がここでまた披露されていたりレアリティも高いセトリだ。(東京/大阪とも同セトリ)
今ではライブにおける
最狂無比なキラーチューン
TheSound
も、この年の公演で日本のファンに初披露されているし、1.2...1.2.ファッキジャーン!があったのかなかったのか。
裏のレディへをみてて
確認できてない!(T . T)
こう言うとわたしが生ぬるい1975ファンかのようだが、
ほんとうに!
身が引き裂かれる思いで!
レディオヘッドをみてた。
そして皮肉にも同じUKの
レディオヘッドが
とんでもないライヴをした!!
たぶん私的人生5本の指にはいるような。。
自分は、だからこのときThe1975が見れなかったことを後悔はしていない、どころか、あのときはレディへを選んだ、そしてレディへが余りにも素晴らしかった。だけど2022年となった今The1975がそこに比肩するバンドにまで、のしあがった事実が嬉しくて。
ただ、嬉しくて。
そしてハナシは伝説的とまで一部で言われているという前回2019年の公演へ...
セットリスト
1. Give Yourself a Try
2. TOOTIMETOOTIMETOOTIME
3. She's American *
4. Sincerity Is Scary
5. It's Not Living (If It’s Not With You)
6. I Like America & America Likes Me
7. Somebody Else *
8. I Always Wanna Die (Sometimes)
9. Love It If We Made It
10. Chocolate *
11. Sex *
12. The Sound *
東京/大阪でおなじセットリスト全12曲が組まれた❹度めのサマーソニック出演では、最大ステージの大トリをつとめたB'zのひとつ前、つまりフェスティバルの準トリにまで登りつめた瞬間に立ちあった。前年2018年11月に発表された3枚目のオリジナルアルバム『ネット上の人間関係に関する簡単な調査』からの曲を中心にドーンと据えて、既存曲(*)が、7、10〜12曲目の4曲、終盤に披露され脇を固めた。
わたしはB'zも大好きなのですが
正直な感想。
大トリ喰っちゃってた。
もちろん、この日のヘッドライナーのB'zも、
とんでもなくパワフルで素晴らしすぎるステージを披露していて、比べるのもおかしな話なんだしこの日の私の満足感は群を抜いてたが、
The1975がもはや世界的にみても、
ここ日本でも、
準トリなんてゆう、ふんわりとしたポジションじゃあ、収まりのつかぬスケールにまで究極進化を遂げている。
ことを目撃したのだ。
およそ、いかにこの3枚目の『ネット上の〜』の曲群を、自分たちが自信に溢れて世に放ったのかがわかる非常に優れたセットリストだったんだ。
連打される日本初披露の曲たちにファンは即倒ものだったよね。圧巻だったよね。
そして起こる
新型コロナウイルスの世界的大流行。
じつにこのライブの4ヶ月後には、はじまってしまった。
日本のファンにとり、
もどかしかったのは、この日本の
ライブの次のライブで
『People』が生初披露されたこと。
きたるべき4枚目のアルバム(2020.5発売)『仮定形への注釈』の、キックオフを告げ、全世界のファンを阿鼻叫喚と賛美片論(造語です)にブチこんだ
この鬼曲を日本のオーディエンスがリアルで耳にできるのはそこから3年後の今年2022年のこととなる。
※海外にまでライブを見にいけてる鬼ファンは除く💦
コチラは『仮定形に関する注釈 (Notes On A Conditional Form』リリース時にまとめたわたしのnoteです。よろしければ是非こちらもご覧ください!
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そして今年の❺回目の出演となった
サマーソニック出演のセトリがこちらです。
セットリスト
1.If you're too shy (Let Me Know)
2.Love Me
3.Chocolate
4. Me&You Together Song
5. TOOTIME TOOTIME TOOTIME
6. It's not living(if it's not with you)
7. Paris
8. Tonight (I wish I was your boy)
9. Happiness
10. Robbers
11. A Change of heart
12. I'm in love with you (NewSong)
13. Somebody Else
14. Love it if we made it
15. People
16. The sound
17. sex
18. Give yourself a try
※東京のみ15と16の間にI Always Wanna Die
※8.Tonightは大阪のみ
素晴らしかった。
曲の流れ、構成、説得力。
マッティの
ステージ上での危うさ。
みんなが最後まで出来るんだろーかコレ?と心配になりながら固唾を呑んでみまもる。
メンバーに鼓舞されながらも
全うしようとするマッティ。
それすら、もはやマッティの作り出したドラマ。
そしてわれわれ聴衆は、その虜。
奴隷である。(失礼)
アダムに背中バーン(気合い?)されてんの
見逃しまへんでしたで?!
セットリストの流れ、配分バランスが
あまりにも素晴らしすぎたので
このnoteに、したためたのだが
★1stからの曲....3曲
(•Chocolate、•Robbers、•Sex)
★2ndから..........5曲!(最大)
(•LoveMe、•Paris、•A Change〜
•Somebody Else •The sound)
★3rdから.......4曲、東京は5曲
(•TooTime〜、•It's not living〜
•Love it if we made it、•Give yourself〜)
★4thから....4曲
(•If you're too shy〜、•Me&You〜
•Tonight〜、•People)
★5thから.....新曲未発表アルバムより2曲
(•Happiness •I'm in love〜)
キャリアから万遍なくチョイスされているのがわかる!
だいじな一曲目が、4thの中でも原点回帰か?!と謳われた
曲だったのも痺れた!
つまり、自分たちのキャリアを
俯瞰的にながめつつ
誰もが納得する曲目と順序で叩きつけた。
と感じたのだ。
まるでその曲が、そこに収まっていることに
有機的な意味をもたせるかのように。
冒頭5曲は、4th→2nd→1st→4th→3rd
の並びである。
このキャリア網羅作戦
に序盤から打ちのめされたかと思いきや
中盤には、真ん中に新曲I'm in love with youをはさんでA Change of heart〜Somebody Elseと2ndからの
エモ連打、打ち込み
である。
個人的にはだけど、
終盤の
People〜The Soundの連打がヤバすぎ
たので大阪民は東京より恵まれたのではないかの感すらある。
このあとバンドは
英国の超巨大フェス
レディング/リーズへ向かう。
2年5ヶ月のライブ沈黙期間を超え(コロナのためバンドが判断)
世界に再びうって出る場所を
日本に選んでくれて
本当にありがとう。
ライブ中にアナウンスされた
来年4月の
来日公演をたのしみに生きがいに
明日からまた頑張ります。
※速効性をもとめて書き上げました。
事実誤認や確認不足がありましたら
お許しください。