〝地球沸騰〟を実感!
九月に入っても毎日が暑いですが。しかしもともと夏はいつからいつまでかご存知ですか?
気象学的には6月頭から8月末までということになっています。しかし暦の上では立夏から立秋の前日までが夏なので、おおよそ子供の日から広島平和記念日までということになります(年によって若干変動します)。
しかし近年はとてもではないけど、こういった暦に季節がきっちりと当てはまらなくない状況になっています。いずれ季節に対する常識は変えなければならないのかもしれません。
とにもかくにも暑さを凌ぐ必要が出てきます。節約家の私は家にいると電気代が気になるので、なるべく出かけるようにしています。よって、いくつかのお気に入りのクールスポットを持っています。
以前、たいへん気に入っていたのは六甲山牧場でした。その名の通り六甲山にある神戸市の観光牧場です。ここを訪れる家族連れなどは、たいてい羊や牛、さらに馬などといった家畜とのふれあいがメインでしょう。
しかし私の利用法は違います。単純に心と体を安めるために利用しています。そのための必需品はピクニックシート。それを木陰に敷いて寝転び、本を読んだり音楽を聞いたり、あるいはぼーっと何もせずに過ごします。
じつは観光牧場と言っても、とても広い上に入場者が集まる範囲が限られているので、人出が多い週末でも煩わされることのないエリアがあるのです。しかもそこは動物もあまり来ない。なのでそういった場所を選べば空間を独占できるのです。
そしてこの牧場は標高約700メートルの高地にあります。気温が地上と比較して6〜7度ほど低いので、だいたい神戸の予想最高気温が27度以上の日を選べば、夏の暑い時期でも涼しく過ごすことができる。以前はそうやって利用してきました。
ところが、コロナ禍が明けて数年ぶりに行ってみたら、びっくり! かつてなかったほど暑いんですね。もちろん地上よりはマシですが、心地いいと思えるほどではありません。近年言われている〝地球沸騰〟を実感しました。
お気に入りの場所を気候変動によって失ってしまい、非常にがっかりしてしまったのですが。しかし私はこれに変わる新しいスポットを発見しました。
それは、関西学院大学図書館です!
とにかく近いし無料で利用できる立場にあるから、というのが大前提ですが、いちばん気に入っているのは、温度と湿度の設定なんです。これがもう、超絶妙! 長くいると実感できるんです。暑すぎず、寒すぎずなんですね。
このなかにいる間は、外界の異常な暑さから無縁でいられます。ほんとうに今の季節を忘れてしまいそうになるくらいですが。とはいっても、気候変動のことを考えないわけにはいきません。ただ、暑いなかでは頭も働きません。
とりあえずまず暑さを凌ぐことが肝要。涼しいなかで、この問題をどうすべきか考えましょう。明日、私たち一人ひとりが地球のために何ができるのか? を!
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