見出し画像

歩きスマホを減らすアイデア

今年ももう終わり。この1年をふり返って、ひとつ提案したいことがあります。それは片手でベビーカーを押しながらスマホに見入るママさんを二度、見かけたこと。子育てが大変なのはわかりますが、控えてほしい行為です。


子連れでなくとも、歩きスマホは問題です。気づかないうちに危険なところへ入り込んでしまい、命を落としてしまう事故はときどき耳にします。スマホを持っていない人にも影響するわけですから、皆が考えるべきでしょう。


そこで私が考えたのは、スマホ自体に防止機能をつけるというもの。搭載されている加速度センサーや位置情報を組み合わせることで、歩行中の動きを感知して画面をロックできるはずです。


しかしこの程度のアイデアは、メーカーも思いつくはず。調べてみると実際に、そういった機能のついた製品やアプリは存在しているらしいのですが、それらの使用はすべてユーザー側の任意のようなのです。


やはり、なるべく多くの使用者に、それをさせない方法でなければなりません。とはいえ、企業が自社の全製品にその機能を付けるのも、むずかしい。ユーザーにそっぽを向かれることが見え見えだからです。


こうなってくるとやはり、法律で強制した方が良いのではないか、という気がしてきます。例えば——

2027年以降に販売されるすべてのスマホに歩行時ロック機能を義務付ける

これに違反したメーカーには罰金を科す


ポイントは、購入者や使用者ではなく発売メーカーに対する刑罰として機能させることです。こうすれば、ユーザーからの反発をいくらか減らせると思いますし、メーカー側も従わざるを得ません。


さて、ここでいくつかの問題が浮かびます。たとえば、歩いているかどうかを完全に機械が判定するのは難しい。ちょっと体を動かしたり、電車や車が揺れたりすることでいちいち画面がロックされるのは、煩わしくはないか?——


これに関しては、猶予を設定すれば良いと思います。一例として、歩き出してもすぐには機能が働かず、連続して10歩あるいたとスマホが感知したところでロックがかかる、といったアイデアが考えられます。


ロックされるのも煩わしいというなら、画面をスリープするだけにして、立ち止まればすぐに画面が現れるようにする方法も可能でしょう。


あと、ハッキング的にこういった機能そのものを解除する技術を持った人が現れる可能性があります。ただ、だからといって防止策が不要とは言えないはずです。


さらには「法律で強制するのはいかがなものか?」という意見はあろうかと思います。その場合は、規制ではなく〝防止機能付きスマホの購入者には政府が補助金を出す〟という代替案が浮かびます。


最後に、一部の人々はこれを小さな問題だと考えるかもしれません。が、しかしそうであるからこそ、問題が大きくなっていない今のうちから対策することが必要だと考えます。


むかし、本や新聞を読みながら歩く人はわずかでした。それがスマホだったら構わないというのは、通らない話だと思います。この議論がもっと活発に交わされることを願います。

いいなと思ったら応援しよう!