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ナシーム・ニコラス・タレブの『ブラック・スワン』を卓球にフル活用しよう!

ブラックスワンとは、

「起こりえないこと」

「予測できないこと」

を指す言葉です。



白鳥は白いものだと言われていた中で、1700年頃にオーストラリアで黒い白鳥が発見され、人々に衝撃を与えたことから、「有り得ないこと」をブラックスワンと言うようになりました。



ブラックスワンは、確率を読み間違えることで発生します。

過去を鵜呑みにすると、未来を読み間違えます。



ドライブが3回連続で入ったからといって、ドライブが上手くなったとは限りません。

コイントスでたまたま3回連続で表が出ることもあるように、ドライブがたまたま3回連続で入っただけのことなのかもしれません。

それを、上手くなったと信じて疑わず、どんどんドライブを打ちまくると、ドライブが入り続けることはなく、パニックになります。

これが、ブラックスワンの怖ろしさです。



確率や統計をよく知り、間違った過去の信じ方をしてしまわないことが、卓球をやっていく上で重要だったのです!



参考文献

『ブラック・スワン 上』
『ブラック・スワン 下』
著 ナシーム・ニコラス・タレブ
訳 望月衛
ダイヤモンド社

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①卓球に「秘密のレシピ」はありません。成功に「絶対」と「簡単」は無いのです。
②「ネットより何cm浮いたのがチャンスボール」なんて具体的な数値はありません。卓球は、グラデーションなのです。
③相手は人間なのだから、今まで効いたからといって、次も効くとは限りません。
④「ミスのほとんどはツッツキ」と「ツッツキはほとんどミスしている」を混同してはいけません。
⑤作戦は、細かい情報を付けて鮮明にした方が覚えやすくなります。
⑥「反省」とは、「これが上手く行かないならこれに切り替える」という仕組みを作ることです。
⑦攻撃が苦手な人は、たまにで良いので攻撃をしてみせると、相手はあなたの攻撃力を過大評価してくれます。
⑧卓球の上達は一直線ではありません。上達を実感できるまで待てるかの勝負です。
⑨根拠があってリスクをとることを「勇敢」と言い、根拠が無いのにリスクをとることを「無謀」と言います。
⑩本当に強い人は、好き好んで攻撃を仕掛けたりはしません。
⑪卓球は、「入れば良いじゃん!」は通用しません。コントロールできないと勝てません。
⑫なぜか分からないけど上手くできているなら、そのやり方はきっと合っています。
⑬「もっと楽に勝てた」は、「苦しかったけど勝てた」とも言えてしまいます。
⑭情報を得れば、卓球からランダム要素を排除できます。
⑮目先の安定を求めると、長期的には大きく損をする可能性があります。
⑯それは「調子が良い」のではなく、「ただの偶然」なのかもしれません。

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