ポケモンパンを脚本にするver10
小説 ポケモンパンを脚本として描こうと思う。なぜこの作品を伝えるのか考えた。人間は生きているだけで罪深いなと感じる所がある。美味しい食べ物が欲しいと生き物を殺生したり女性に優しくしてほしいとか贅沢したいとも思う。僕は頭の中が幼い所があるので10代を描くのが良い。頭の中に罪→裏切りとでてきた。黒澤監督の羅生門が印象的だったので、16才のありのままの恋模様を描こうと思った。
1.みじめ
市営の中央会館にあるアリーナの中庭で3人は話をした。5月の気持ち良い風が吹いている。芝生のグリーンがまぶしい、おしゃれなカフェテラスでドリンクを飲んだ。3人はテーブル席に腰をかけた。WくんとUくんは肩を寄せあいOくんは少し距離をとっている。UさんはWくんの手を握っている。Oくんは2人をじっと見つめている。WくんがOくんに声をかける。僕達はOくんを裏切ると想う。Oくんは2人がゆるせなかったしまだUさんを好きでみじめだった。
2.教室
Oくんの側にUさんはいない。Oくんがいるのは教室の後ろ、窓側の席だ。クラスメイトがこれから本当の出会いがあることをあまりに綺麗に話すので続きに教えてくれた恋愛の身勝手さが耳に残って離れなかった。優しい恋愛は女性を不幸にする。だって気持ちにウソをついて男性をだませないから。
黒板の漆黒とブレザーの青、コントラストが映える。クラスメイト7、8人が視界に入る。食事をとる子・ゲームをしたり・勉強する子もいる。午後イチで数学のレポート提出がある。OくんはWくんとUさんの事をたずねられても困ると答えた。独リで過ごすようになってから周囲が鮮明に見えて生活に色彩があることがわかった。明るくて目立つ朱色からおちついた自分らしい緑色に変化した。
3.Mさん世界
バスの帰りの送迎の時間、デイケア棟の入り口でみんなと話をしている。この病院は大きくて立派だ、がっちりしている感じ。近くの神社で桜が満開になっていて外を散歩している人が増えた、暖かくて気持ちがいい。湖面に太陽の光が反射する。僕はMさんに声をかけた。
松下「心理面接してもらえますか?」
Mさん 嫌な感じもなくて「また声かけて下さい。」とおっしゃった。
僕は新しい世界に挑戦できるとうれしくてその日の夜、張り切りすぎて夜ずっとSTORYを考えてよく眠れなかった。
次の日、Mさんが「心理面接で何を話すか考えて眠れなかったんですよね。」と調理室で面接した。
木製のテーブルに斜め向かい合わせに座った。2人で話すのは久しぶりだったので嬉しかった。
Mさん「本末転倒ですよ、心理面接の意味がないじゃないですか、ゲートボールでのグループ行動もきになりますよ。」と話した。
松下「僕はこのぐらいでいいと思った。」と答えた。
Mさん「ちゃんと寝て下さい。」と言った。
僕は文章を書くことも好きだけどMさんに声かけしてもらうことも大切に思っている。声をかけてもらうはBasicだと感じている。
Mさん世界「WくんとUさんの言動は信じられない。絶好だってあるよ。」
もっと感情的なOくんをMさん世界は理解してくれた。
Mさん世界 WくんとUさんにも「OくんはUさんのこと本気で好きだったんだよ瞬間的に好きになったわけじゃない、2人を応援してくれる友達だよ。」と伝えた。
4.入学式
R4 4月2日(土)の10時から入学式は行われた。体育館はキャンパスの中央にある。梅の木が体育館の周囲に生い茂っていて20本くらい植えてある。もう花から実をつけている。梅雨の前には収穫するとジャムにしたり梅干しなどの加工品をつくったりする。しその葉を使ったしそジュースもおいしい、梅干しをつけるときにしその葉を使う。
体育館の入り口は2箇所ある。手前と奥の通路にはさまれている。入り口から入って正面に雛壇がある。先生や教頭先生、校長先生が話をされる。校長先生は教育を楽しんでもらいたい、コロナに負けないこと、友達を大切にしてほしいと話してくれた。教頭先生は保護者に安心してお子さんを預けて欲しいことを伝えて、担任の先生を紹介した。グラウンドには保護者の車で一杯だ、みんないい車に乗っている。トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバル。日本は豊かになったんだと思う。親御さんも若い30代が多い。息子、娘の晴れ姿が見たくてたまらない。
5.クラスメイト
OくんとUさんは数人のクラスメイトと奥の通路にある体育館の入り口で今日は少し冷えるね、となりのクラスにおしゃれでかっこいい人いたよ、もうお腹すいた。入学式終わってからどうするって話した。
Oくん Uさんに「自宅が近いね、でも学区が違うから中学は別だね。もしかすると夏祭りであってるかもしれない。」って話した。
Oくん Uさんに「今何かしたいことはあるの?」って聞いた。
Uさん「恋愛がしたい。人をヒリヒリするくらい好きになりたい。」って話した。
入学式の後、クラスメイトは部活動を見に行ったり食堂で食事をとったけどOくんとUさんは教室に残って今までの生活どうすごしてきたか?
Oくん「高校受験の時勉強するのが嫌で塾に行きたくなかった、修学旅行がコロナで旅行から社会見学に変わった。」とUさんに話した。
Uさん Oくんに「中学の時演劇をしていて歌を歌うことも好きだし、良くドラマを見て目の表情の作り方や感情を操作することを勉強した。」と話した。
Uさん「主役を演じるのもいいけどみんなをサポートする役もしてみたい。例えば仕事のマネージャーや学校の先生もいい。」とOくんに話した。
6.クラブ活動
OくんとWくんはバスケを中学からしている。クラブの見学にいくと2人共先輩から話しかけられた。中学の公式戦の話やBjリーグの有名選手・今話題のチームの話をした。OくんもWくんもこの先輩と一緒なら好きなバスケがまたできると思った。
OくんはWくんにUさんが好きなことを伝えた。WくんはOくんを応援するって話した。
Uさんも体育館で部活動バレーを見学していた。OくんとWくんはバスケに入部しようと先輩と話しているのに気づいてUさんがOくんに話しかけた、先輩もUさんにきずいて「マネージャーも募集しているよ。」と伝えた。Uさんは「マネージャーも好きだけど感情表現がしたい、日常の中で自分のスタイルを生みたい。」と先輩に話した。
UさんはOくんとWくんと3人で初めて会ったことに興奮したし嬉しかった。WくんはUさんにあのドラマ好きだったな、主人公の男性が女の子とじゃれるシーンが印象的で気持ちに正直なところが良いって話した。
WくんはUさんにOくんが好きなことを伝えた。UさんはWくんにOくんっていい奴だよねって伝えた。3人が友達になるのに時間はかからなかった。
7.西野とモール
Uさんは男性をとりこにする甘い香りを漂わす西野の表現が好きだったし、ほとんどの男達が可愛くてキュートな服を着て男性を操る女性に憧れをいだいていると思っていた。Uさん自身、カナが歌うヒリヒリする歌詞に近づきたいと思ったし、そんな恋を体験したいと感じていた。
学校から駅まで歩いて10分ぐらいの距離にあるショッピングモールで3人はよく遊んだ。モールの1階には100円shop・Sariaとドラッグストア・コスモスが入っていて、2階へエスカレーターで上がるとカラオケとスポーツジムが併設。建物が大きくて周辺の都市開発にあわせて作られた施設だった。近くには美容専門学校もあって個性的な髪型をした若者がマックでハンバーガーを食べたりTSUTAYAでエンタメを利用した。
8.駅前のカラオケ店
カラオケに行くとすぐに3人で好きな曲を10曲ぐらい入力する。お腹が空いているので食べ物を注文するときに先にドリンクを持ってきてねとお願いする。
Uさんはすぐに歌わずにカラオケをフリーズさせて今日会った事を話し始める。ドリンクこないかな、のどかわいたなと思う。OくんとWくんはバスケで身体を使っているので高カロリーのものを欲しかった。唐揚げとポテトとハムサンドは定番だった。
食事と会話が落ち着くとUさんは歌を聴いてほしいと思っているのでOくんとWくんはUさんが歌う曲を聴いて声援をおくる。
OくんはUさんの家族の話や将来の夢を聞くのが楽しかったし、一緒にいれて幸せだった。OくんはUさんを優しく大切に扱った。
UさんとWくんは意識的に気持ちを傷つけるとひかれ合う力が生じる事を知っていたのでUさんは傷みを共感できるWくんにひかれていった。
9.Wくんの家
Wくんの家は学校から近かったので家によくあがった。マリオカートや黒ひげ危機一髪で遊んだ。Wくんの家のリビングでOくんとUさんと3人で話した。
Wくん「3人で好きなことができるって言われたら何する?」
Wくん「(仮)じゃなく現実になるから。」
Uさん「ポケモンパンを販売したい。」
Uさん「ポケモンのキャラクターがもらえる美味しいパンを文化祭で扱いたい。」
Oくん「ポケモンパン実現できるよ、自分達で作れるよ。」
Uさん「えー本当?絶対実現したい。」
Wくんはゲームをしていた。リビングのテーブルにOくんとUさんは向かい合わせ座って話した、UさんからはWくんがゲームをしているのがわかった。
Uさん Oくんに「私のこと好きなの?」ってたずねた。
Oくん 優しく「好きだよ。」って答えた。
UさんはWくんの方を見た。Wくんはマリオカートをしていた。でもUさんとOくんの会話を聞いていた。
Oくん Uさんに「僕と付き合わないか?」って言った。
UさんはWくんをまた見た。
Uさん Oくんに「Wくんにひかれてるんだ。」と正直に話した。
3人は気まずかったけどWくんは何も言わなかった。
OくんはUさんを好きでUさんはWくんにひかれている。WくんはOくんがUさんを好きなのを知っていたのでOくんを応援したかった。
10.バスケの休憩時間
次の日、クラブ活動の休憩時間。
Wくん Oくんに「Uさんのこと好きなの?」ってたずねた。
Oくん「Uさんをこんなに好きになるって想ってなかった。」
Wくん「わかったよ、応援する。」ってOくんに伝えた。
Wくんは家に帰るとUさんからLineがきていた。
Uさん「昨日のこともうわかるよね。」
Uさん「私すきなんだよ。」って話した。
Wくん Uさんに「GWにバスケの試合があるから観に来て、返事はその時にするから。」って伝えた。
3人はその後いつも通り。OくんはUさんが好きで、UさんはWくんが好きで、WくんはOくんを応援している。
Wくん Oくんに「Uさんに気持ちを伝えようと思っている。」
昨日Lineがきた。
Wくん「Uさんにバスケの試合の後に話す。」ってOくんに言った。
OくんはWくんの気持ちを確かめなかった。答えはもうわかっている感じがした。
11.GWの試合観戦
試合の後、3人になった。
Wくん Uさんに「Oくんを傷つけることになるよ。」って言った。
Uさん Wくんに「私の方を見てよ。恋愛って誰かが傷つくものよわかるでしょ。私達は優しすぎる。」って話した。
OくんはUさんの言葉を一瞬も聞き逃さないようにしていた。今日を忘れたくなかったからだ。
Wくん Oくんに「Uさんと一緒にOくんを裏切るけどどうする?」って声をかける。
Oくん「2人を許せない。」ってWくんに言った。UさんはWくんの手を握っていた。
Wくん Oくんの前でUさんに「好きだよ。」って言った。
Oくんは聞きたくなかったけどUさんをじっとみてWくんの言葉を聞いていた。
12. 1975
3人は一緒にいれなくなった。Oさんを裏切ってしまったからだ。でもうしろめたさはなかった。ありのままの正直な16才だった。
Wくん Uさんに「音楽と映画だったら何が好き?」
Uさん「洋楽がいいと思う。外国のLiveの熱狂している感じがいい。」
Wくん「やっぱりUKロックかな?」
Uさん「1975なんかいいかも。ボーカルの人かっこいい。Girlって曲好き。」
Wくん「声援をおくるファンの着ている服も注目してる。」
Uさん「まねしたらきっと楽しいしかっこいいよ。」
Wくん「ぐぐってみよう。」
週末になると日本の好みのアーティストのライブへと2人で出かけた。お気に入りの服装でスタイルを表現した。OくんとWくんはバスケも続けた。3人で実現しようといったポケモンパンのことがWくんの頭の中にあった、文化祭まで5ヶ月と思った。
13.教会
Wくんは週末になると家族で教会にいく習慣があった。Oくんを裏切ってしまったと神父様に相談した。
神父様「神は人の心の中にいつもいてあなたの事を許していらっしゃいます。」
神父様「生きていれば誰でも悪いことをします。でもあまり自分をせめないであげて下さい。」
神父様「Wくんはまだ16才、大人になれば毎日傷つけたり傷付けられたりします。」
神父様「でも大切なことは希望があるってことですよ。隣人を大切に。」とおっしゃった。
WくんはOくんを裏切ったことばかり考えていたけど神の許しをいただいて救われた気がした。Wくんは今の正直な気持ちをOくんに伝えようと思った。
14.Wくんの正直な気持ち
Wくん Oくんに「Uさんを好きなこと、Oくんを裏切ることになって申し訳ない。」と説明した。もう同じ誤ちは繰り返さないと約束した。
Oくん「あの日を忘れられない。」とWくんに話した。
Wくん「Uさんの友達とバーベキューを計画している、Oくんもこないか?」と誘った。
Oくん「BBQもいいけど、ポケモンパンを販売したいって話したね。」とWくんに言った。
Wくん「そういう事もあったね。」とうなずいた。
ポケモンパンのアイデアを共有することが新しいインスピレーションを生む気がした。Wくんも新しいOくんとUさんの関係が描けるかもしれないと思った。
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