原爆詩集を読み返す・大江健三郎: 八月六日、原爆に襲われた地方都市広島の全体像である。あの閃光が忘れえようか 瞬時に街灯の三万は消え 圧しつぶされた暗闇の底で 五万の悲鳴は絶え 朝、大江さんのお母さんは海の対岸におそろしい光が燃え上がるのを見た。母がじっと黙っている姿を思い出す。
画像1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?