[IgA血管炎] 大学生の僕が変な病気にかかったようです。
初めまして。
現役大学生のtableです。ピチピチの20歳です。
現在も闘病中のIgA血管炎(ヘノッホ-シェーンライン紫斑病)と呼ばれる病気についてお話ししていきたいと思います。
同じ病気になっている方や、IgA血管炎かもと悩んでる方にとって、少しでも役に立つことができれば幸いです。
実際の写真も掲載しますが、斑点が気持ち悪いので閲覧注意です。
自分でも鳥肌立ちます。
ご自身の症状からIgA血管炎を疑っている方へ向けて
僕が実際に出た症状を記していきたいと思います。
どんな病気も早期に治療していくことが大切です。
あなたが病院へ行くきっかけになれば幸いです。
・赤い斑点(紫斑)が身体にできる
・関節痛がする
・足首が浮腫む
具体的には、こちらの2つの症状が出ています。
ただし、僕はIgA血管炎の中でも軽症です。
症状が重くなると、皮膚症状だけではなく、腹痛を引き起こしたり、腎臓にまで影響を及ぼしてしまいます。
少しでも怪しいな、と思ったら早急に病院へ行くべきでしょう。
僕は近くの皮膚科にかかりました。IgA血管炎の疑いがあるとのことで、大きな病院を紹介して頂きました。現在も東京の大学病院で8ヶ月ほど通院しています。
以下より、もっと具体的に症状等を記していきたいと思います。
IgA血管炎だと気づくまで
症状が現れ始めたのは夏頃です。
両足の甲に紫斑が現れました。
片足なら虫刺され等もありえますが、左右対象に紫斑が出たため、当時は不安を感じました。しかし、痛みも痒みもないため放っておきました。
症状出始めの頃は写真を撮っていなかったので、一番近い写真を見つけてきました。ここまでたくさん出ていませんが、イメージではこんな感じです。
紫斑は多くの場合、数日で消えます。
このことから、「わざわざ病院に行かなくてもいいか」と思ってしまったのです。
こうした皮膚症状を何度か繰り返しているうちに、
原因不明の紫斑は激しい運動をすると出てしまうことに気が付きました。
この頃は、IgA血管炎という病気があることも知らなかったため、両足に謎の湿疹が出てしまう変な身体になってしまった!という認識でした。
ネットで調べてみても検索の仕方が悪いのか、自分と同じような症状を見つけることができませんでした。(当時は紫斑という言葉を知りません)
湿疹 両足
赤い斑点 足の甲
調べてみても、いまいちパッとしません。そうして僕が出した決断はこちらです
「まあいっか」
そうして油断しているうちに、症状はみるみる悪化してしまいました。
足の甲だけだった赤い斑点は、膝にまで広がっていきました。
「あ、これはヤバいやつだな」
私は病院へ行くことを決めました。
近所の皮膚科での診察
ひとまず、近所の小さな皮膚科に行くことにしました。
先生は僕の足を見るや否や、他の先生方を呼び始めました。
「最近風邪ひいたりした?」
「関節とか痛くなったりしない?」
「他に何か最近変わったことした?」
先生たちから質問されたことは、覚えてる範囲だとこれくらいです。
僕はバスケットボールを数年やっていたため、膝を少し痛めやすいため、関節痛はありましたが、特にいつもと変わらない印象でした。
風邪はひいてませんでしたが、一週間ほど前に日本脳炎のワクチンを打ったこと、大学の健康診断で尿潜血が検出されたことを伝えると、ふむふむと何かを記し始めました。
「足の斑点は紫斑と呼ばれるものだよ。IgA血管炎かもしれないね」
一通り病気の説明をされた後に、血液検査をすることになりました。
紫斑が出る病気はIgA血管炎の他にもあるらしく、それを選択肢から消すために血液検査をするとのことでした。
ちなみに僕は、血液検査が大っっっ嫌いです。血管迷走神経反射を起こしてしまうぐらいです。本当に苦手なんです。
まあ断れるはずもなく、泣く泣く採血されましたけどね。
結果はIgA血管炎の確率が高い、とのことでした。
ここでは治療してあげられないし確定診断も出せない。
ということで、大学病院の紹介状を書いて頂きました。
まだ上京して1年。ひとりで病院へ行ったこともなかった僕が、大学病院の紹介状をもらうという急展開。パニックです。
大学病院での診察
その数日後、僕は大学病院へ旅立ちました。
大きな病院はカードを使って色々するんですね。
田舎出身の僕はあたふたです。
大学病院では、総合診療科と皮膚科の二つにかかることになりました。
「とりあえず採血と尿検査をしてください」
僕は絶望です。でも大学病院の看護師さんは、採血苦手だと感じ取ったのか、「横になって採血しますか?」と声をかけてくださりました。
横になるとフラフラしないし、あんまり痛くない!気がしました。
血液検査、採血が苦手な方はおすすめです。
恥ずかしがらずに「横になってもいいですか?」と言いましょう!
話が脱線してしまったので戻します。
尿検査では、たんぱくが少し検出されたものの、
血液検査上ではあまり問題もないため、IgA血管炎と確定診断ができないとのことでした。
そのため、後日に皮膚生検をやりましょう!と言われました。
嫌な予感。響きが嫌すぎる。
どうやら、両足の紫斑が出ている部分の皮膚を取って検査するようです。
麻酔を打って、パンチのようなもので皮膚を抉り取る。
簡潔にいうとこんな感じです。
採血も嫌いな僕が皮膚生検をすることに
そうして一週間後、僕は皮膚生検をすることになりました。
血液検査の比じゃないくらい緊張してました。
麻酔なんて、歯医者さん以外で打たれたことありません。
看護師さんに「痛いですか?」と聞くと「痛いよ」と笑って答えられました。
結果、本当に痛いです。麻酔が。レベチ。
もろ針ぶっ刺されてる痛み。動いちゃうくらい。
麻酔の後は特に痛みもなく、皮膚をとられて、数針縫って終わりました。
一週間後に抜糸だったのですが、片足の傷口が開いてしまっているようでした。
跡になってしまうけど放置するか、もう一度麻酔して縫うか聞かれましたが、麻酔は二度とごめんなので放置することにしました。
ちなみに抜糸は全然痛くなかったです。
皮膚生検の跡が気になる人もいると思うので、画像を上げておきます。
こっちが抜歯成功した方。
こっちが放置した方。
参考になれば幸いです。
IgA血管炎と確定してからの治療
無事に(?)IgA血管炎であると確定診断されました。
基本的にこの病気は分かってないことが多く、明確な治療薬も存在していないため、対症療法がメインとなるそうです。
日常生活で3つのことを意識しなければなりません。
・長時間立っていないこと
・運動をしないこと
・毎日ビタミン剤を飲むこと
とにかく安静を保つこと。これが悪化させない方法だそうです。
後はビタミン剤で血管を強くする。これで様子を見ていくことになりました。
前述した通り、僕は総合診療科と皮膚科の二つにかかっており、先生も違うため、発言に若干のズレがあります。
総合診療科の先生は、そんなに安静を気にしなくてもいい派でしたが、皮膚科の先生は安静にしてないとダメ。大事をとってバイトもお休みした方がいい。と仰っていました。親にも相談したところ、悪化してからでは遅い。とのことで、皮膚科の先生の意見をとり、半年間続けたバイトも辞めざるを得ない状況になってしまいました。
とほほ。です。
その後は紫斑の症状も少し落ち着きましたが、関節痛が酷くなっていきました。
いつもより膝が痛むのです。膝の他にも足首や肘、時には手首までも痛みました。
ただ、我慢できないほどではありません。うざいなあ、くらいの痛みです。
痛みがひどい時は、処方された痛み止めを飲んでやり過ごしました。
それから数ヶ月間は、症状が落ち着いていました。1ヶ月に一回だった病院も、2ヶ月に一回になったり、病気を意識することも減っていきました。
運動をしても、たま〜〜〜に少〜〜しだけ紫斑が出る。くらいまで落ち着きました。
これくらいがたまに。
そうして油断していたら、つい先日、映画を見に行った帰りにふと足を見ると。
おいおい。治ったんじゃないの?
久しぶりにこんなに出ました。
僕がこのnoteを書こうと思ったきっかけです。
油断大敵。
今後も何か進展があったら記していこうと思います。
少しでも役に立つことができたでしょうか。
これからも頑張っていきましょうね。
あ、普段は弾き語りとか、音楽大好きです。
24時間で曲作ってみた等の企画をyoutubeでやってるんで、興味あったら覗いてみてください。
いえ、むしろ覗いてください。