本当は死ぬまで新婚旅行がしたかったんじゃない。
本当は死ぬまで新婚旅行がしたかったからじゃない。
本当の本当の理由は、「夢が見つからなかった」から。
旅をはじめた2015年。
たくさんの旅人と出会った。
出会った旅人はみんな夢を持っていた。
「日本に帰ったらカフェを開くんだ!」
「ゲストハウスを作って、次は旅人を迎えたい!」
みんな目をキラキラさせて、夢を語ってくれた。
「2人はどうするの?」
必ずまわってくるこの質問。
私たちにはこれといって「夢」というものはなかった。
2年半、世界を旅したけど
結局私たちが想像していた夢は見つからなかった。
夢が必ず必要なわけではない。とは思っていたけど、
キラキラしている人を目の前にすると
夢を持っていない自分が、何か足りていないように感じた。
そう。
「死ぬまで新婚旅行」は私たちにとってある意味「妥協策」だった。
これといってやりたいことも夢も見つからない。
しいて言えば、、、
「このまま旅を続けたいかな。」
「新婚旅行ずっと続けるのもいいね〜」
「じゃあ死ぬまで新婚旅行しよう〜!」
そんな軽い感じだった。
だから
「死ぬまで新婚旅行ってめっちゃ素敵!!」
と言われても、どこか後ろめたい気持ちもあった。
「本気でそう思ってるのか?」と自分に問いかけることもあった。
(そう言ってくれた方すみません・・・🙇♀️)
ただ、今になってわかったことがある。
私たちが「死ぬまで新婚旅行」というか、「夫婦」にこだわる理由が。
私たち夫婦には共通している思いがある。
それは、
「ずっと仲のいい両親」に憧れていること。
夫のお母さんは、夫が幼い頃に病気で亡くなって、
私の両親は、私が中学生の時に離婚をして父にはずっと会っていない。
2人ともどこかで「ずっと仲のいい両親」に憧れ続けてきた。
「うちの両親、今日も2人で旅行に行っててさ〜!」
ってなんだかんだ幸せそうに話す友達にずっと憧れて生きてきた。
夫は、「大切な人の死」を経験している。
だから、私という大切な人(って自分で言うの恥ずかしいw)の命も有限であることを誰よりもわかっている。
そんな「ずっと仲のいい両親」に憧れて、今の形になったんだな〜。と
後付けかもしれないけど思えるようになった。
「夢」というと大きなことを言わないといけない感じがするからなのか、
私たちにはまだ「夢」というものは見つかっていない。
夢の見つけ方を知らないだけなのかもしれないけど、まだまだ道は見えていない。
逆に、
なんとなく「えいッ」と決めた死ぬまで新婚旅行が、私たちをどこかに導いてくれている気もしている。
生きることに意味なんてないし、生きるって本来自由なはず。
だから、背伸びして大きなことを求めすぎず、目の前の本当に大切なものを守りたい。
そう今は思えるようになった。
「子供はどうするんですか?」
と聞かれることは多い。
私たちは「ずっと仲のいい両親」に憧れているから
そう思ってもらえるような親になりたいと思ってる。
そのために今、発信もしているし
自分たちで仕事を作りたいと思ってるし健康であり続けたい。
それ以上のことは今のところわかっていない。
「死ぬまで新婚旅行」というのは、夢のなかった私たちのある意味の妥協策だった。
でも今は、死ぬまで新婚旅行を通して、何か小さなことでも大切なことを見つけられたらいいなと思ってる。
そんな大きな野望とかビジョンとか難しいことはわからない。
ただ、大切な人と過ごす何気ない日々を大切にしたい。
そして、「ずっと仲のいい両親」になりたい。
この私たちの感情と「死ぬまで新婚旅行」が、同じ方向を向いているならOKかなと 。
涼
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