初めてのヨーロッパ#10 マドリードから手紙を出してみる
旅先から手紙を出す、というのは海外旅行でやりたかったことのひとつ。
時間があったら郵便局へ行って手紙を出そうと思っていたけれど、観光スポットを巡るのに忙しく、気づいたら6日目のスペイン最終日になっていた。
今日こそは絶対、家で待っているよっちゃんに手紙を出すぞと意気込んで、マップで郵便局を探してみたものの、あれもしかして今日は土曜日?こっちの郵便局も休みなのか、と気づく。
こうなったら自分で切手を買ってポストに出すしかない。
ポストカードを探す
バルセロナでは可愛いポストカードを見つけてお土産にしていたのだけれど、マドリードでは気に入るポストカードを見つけれていなかった。
バルセロナと書いてあるカードをマドリードから出すのも、どっちも楽しめてアリなのではとも考えたけど、よっちゃんはバルセロナには行ったことがあるひとなので、ここはマドリードのものを送りたい。
お土産屋さんを巡るうち、これにしようかというカードをなんとか見つけた。
切手を買う
スペインではタバコ屋さんで切手を買える。
”TABACS”と書かれた看板が目印で街中にたくさんある。少しだけお菓子なども売っていて、小さいコンビニのような感じ。
日本までの切手を買いたい、となんとか伝える。ついでにお土産としても買いたいので、他のデザインの切手も見せてほしいと伝えたが、あんまり種類は無いようだ。
入ったところはローカル店っぽく、これでちゃんと合っているのか少し不安だったので、他の店舗にも行ってみたけど、見せてくれる切手は同じだった。1枚ずつ買う。
手紙を書く
どこかカフェでも入ってのんびり書ければ良かったのだけど、お土産巡りもたくさんしていたので、出発までもうあんまり優雅な時間はない。
ということで、賑やかなマヨール広場のベンチに座って手紙を書いた。ペンさえあればどこででも書くことはできる。
ポストに投函する
よし、あとはポストに投函するだけだ。
スペインのポストは黄色でかわいい色をしているけど、どれも落書きだらけ。
せっかくなので、写真映えするポストがいいけれど、そんなのは見つからず、ええい諦めてもうこの落書きだらけのポストで、無事に届くことを祈ることにする。
そして写真を撮るのを忘れたので黄色いポストの写真はない。
手紙を待つ
マドリードを出発した後は、ポルトガル、ロンドンと旅してきた。
手紙が届くのにどれくらい時間がかかるのだろうかと思っていたけど、1週間ではまだ届いておらず、手紙よりもわたしが帰ってくるほうが先だった。
住所はちゃんと書いたし、”AIR MAIL”とも大きく書いたので、切手さえ間違っていなければ、届くはず…。
それからさらに10日程経って、ポストカードのことを忘れかけていた頃。
ポストのチラシのあいだのなかに、分厚いポストカードを見つける。
わたしがマドリードから出したやつ!ちゃんと届いた〜!!
よっちゃん宛てに送ったはずなのに、結局自分で先に見つけて喜ぶやつ。とにかく無事に届いて、手紙を出すというミッションはこれにて完結し、素敵なお土産になったのでした。
このポストカードはマドリードから日本までどんな旅をしてきたんだろうね。
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