ヨーロッパ旅#15 ポルトガルの絶品パステル・デ・ナタ
ポルトガルは甘いものがとても美味しい国。
お菓子は地域によって色々な種類があって、特に卵を使ったものが多い。そのなかでも特に代表的なパステル・デ・ナタ (Pastel de Nata)について書きたいと思う。
Pastel de Nata(パステル・デ・ナタ)とは?
パリッとしたパイ生地の中に滑らかなカスタードが入っていて、日本でいうところのエッグタルトのこと。
ポルトガルでは、朝食やおやつとして親しまれていて、レストランのデザートメニューにも出てくるほか、専門店もある。
わたしはエッグタルトが大好きで、エッグタルトの起源でもある本場のパステル・デ・ナタ(以下、ナタ)は絶対食べたい!と、心に決めていた。
Pastéis de Belém(パスティシュ・デ・ベレン)
必ず寄りたいポルトガルで1番有名なお店は、リスボンのベレン地区にあるパスティシュ・デ・ベレン。
ナタの起源は、ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)の修道士たちが、渦巻状の型に生地を焼き上げたカスタードクリームを使ったお菓子を作っていたことが始まりだそう。
修道院が閉鎖された後、もともと雑貨屋さんがあったこの場所で、ナタを売り出したところ大好評で、パスティシュ・デ・ベレンというお店を開くまでに。
なので、このお店では修道院秘伝のレシピのナタを味わうことができる。
お店までは中心地のコメルシオ広場前からトラムに乗って約20分。観光客も地元の人もみんなお目当てはきっと焼きたてのナタ。
少し並んだけど、店内は思っていたよりめちゃくちゃ広くて、スムーズに入店。
注文はネットから頼むシステムで、ナタはひとつ1.4ユーロ(約230円)
焼きたてのいい香りとともに運ばれてきた、念願のナタ!
外側のパイがパリパリで、ほんのりあったかいとろーりカスタードクリームがまさに絶品。お好みでシナモンを少しかけてもいい。
ほどよい甘さで何個でもペロリと食べれちゃう美味しさ。ああもっともっと食べたくなる、しあわせの味。
せっかくなのでスイーツをもうひとつ頼んでいて、食べたかったエクレアは売り切れやったから、ミルフィーユパイみたいなやつを注文。
こちらは、想像以上に大きくてずっしりしてて、上側のアイシング部分がめちゃくちゃ甘くて、それはもうお腹いっぱいで満足。
帰るときに、テイクアウト用のレジのほうを覗いてみたら、オリジナルグッズを発見。
パスティシュ・デ・ベレンの建物外観が描かれたデザインのTシャツがあって、おしゃれでかわいい!
ネイビーとホワイトの2色あって、友人と色違いで20ユーロ(約3270円)で購入。
しかも、Tシャツを入れてくれたのが、テイクアウトでナタを入れる箱に入れてくれて、包装までかわいかった!
自分が着るつもりで買ったけど、やっぱり夫にお土産としてプレゼント。いっぱい着てくれてて、わたしも嬉しい。
MANTEIGARIA(マンテイガリア)
美味しいナタを食べるのに、専門店もおすすめ。
マンテイガリアは、シンプルでおしゃれなデザインのロゴが特徴的。
オープンキッチンスタイルで、焼き上がりの様子を近くで見ることができる。
リスボンにもポルトにも店舗があって、テイクアウトで2回購入。
1個でも、ナタが潰れることがないようにオリジナルの専用箱で包装してくれて感激。
マンテイガリアのナタも、外側は軽いサクサクの生地で濃厚なクリームが美味しかった~。
リスボンで立ち寄った店舗には、レジのところにロゴが入ったトートバッグの販売も。
ナタがひとつ1.3ユーロ(約210円)で、トートバッグは2.9ユーロ(約470円)。
A4サイズが余裕で入る大きさのマチありで、薄すぎない生地に持ち手はフェイクレザーというかわいさ。
格安すぎて、金額の書き間違いかと思ったほど。オリジナルグッズというより、ちょっといい持ち帰りバッグみたいな感覚で、ふたりともナタの思い出に購入。
パスティシュ・デ・ベレンもマンテイガリアも絶品のナタやったけど、他にも普通にレストランでデザートに食べたナタも、ケーキ屋さんで買ったナタも全部美味しかった!
ポルトガルを訪れることがあったら、ぜひ食べてほしい。わたしもまた何度でも食べたいな。