理想はいつまでもウンベルトおじさんのトマトソースなのだ ナポリ・サルサ ポモドーロ
トマトソース"Salsa pomodoro"
語学大好きな夫の希望で一時、地元在住のイタリア人のウンベルトにイタリア語を習っていた。
現実、自分語りが多い上に教えるのが下手で、語学については正直イマイチと言わざるをえなかったのだが、文化や料理については大変学びが多かった。
よくごはんを食べに来いと言われて、指導の上に作らされたのは以前も書いた。
ナポリ人であったウンベルトは、パスタ料理を特に得意としていて何度も一緒に作ったのだが、何と言えば良いのか本当に美味しい。
地元な上に特別裕福でも無かった彼の料理は、買える食材も同じで手順も同じ筈なのに、彼の指導の元に作ると何故だか美味しい。
特にトマトソースは、何度も何度も一緒に作った大好きな料理だ。
もちろんパスタと合わせて。
時には、ポルぺッティ(イタリアのミートボール)を煮たり。
市販のピザ生地を揚げて、トマトソースをディップするナポリ料理も美味しかった。
何故だかと書いてしまったが、たぶん、確実に理由はオリーブ油の量…
イメージの倍は入れるのだ…
ソースを作る際に、まず最初に入れるのが大匙2以上(トマト缶1個相当)。
その後、ソースの仕上げにひと垂らし。
更に、パスタと合わせてからもひと垂らし。
それなのにオリーブ油の重さを感じない、まるでイタリアで食べる様なフレッシュで軽やかなソースに仕上がるのだ。
分かってはいるのに、同じ材料の筈なのに、再現出来ない。
そんな料理もある。
未だ再現出来ていないのに何だが、記憶の限り書き留めたい。
水煮トマト1缶分で作る材料
水煮トマト缶 1缶(350cc)
にんにく 1片(包丁の背で潰し皮と芯を除く)
赤唐辛子 1個(種を取る)
オリーブ油 大匙2+適宜
水 50cc(トマト缶を洗う)
塩 少々
バジル 1枝
ローリエ 1枚
作り方
にんにく、赤唐辛子、オリーブ油をフライパンに入れ弱火にかける。
にんにくから良い香りがしてきたらトマト、バジル、ローリエ、水を入れる。
蓋をして10分程煮たら、塩とオリーブ油を加えて味を調える。
名も知らないイタリアのおじさん達
前も書いたが、おじさんの写真が多い。イタリア各地のおじさん達を楽しんで?欲しい。