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中小企業診断士 一次試験 直前期の過ごし方② ~直前期にこれだけはやらない~

みなさま、こんにちは。
中小企業診断士の tabito です。

さて、令和5年度の中小企業診断士 一次試験日程は 8月5日(土)・6日(日) です。いよいよ超直前期に入ってきました。前回一次試験 直前期の過ごし方①からの続きを、②として記載いたします。
少し前回からのおさらいも含めますので、ご参照いただけましたら幸いです。


1.直前対策

まず最初に、何をおいても、この時期から1番大切な直前値の試験対策は、

「体調管理」

です。

何をおいても、本番で力を発揮すること、それが最優先です。その1丁目1番地は、体調管理です。具体的には、

最も大切なのは睡眠です。

これから試験本番までは、1日7時間の睡眠を確保できるかどうか、それにまずは注力してみてはいかがでしょうか。

2.苦手科目の直前期の学習法

直前値に苦手科目でやる事は何でしょうか?マークシート方式試験の特性上、

「一問一答」

 でこれまでの勉強した記憶を掘り返すことです。


3.直前期だからやったこと

「睡眠時間の確保」と、「一問一答」で、これまでに学んだことをもう一度引き出せるようにする、このに点は既に記載しました。なお、一問一答は、苦手科目に限らず全科目について有効だと考えます。

これらとは別に、直前値だからやった事と言えば、

「ノートの見直し」

にです。

ただし、これはノートやメモを作っていない人にとっては、もちろんこれから作れというわけではありませんので、その限りではありません。もしノートを作っていなくとも、テキストに書き込みや線を引いて勉強したのであれば、その強調部分の見直しでも同様の効果が得られるかもしれません。

私の場合は、勉強を始めた当初から、そもそも直前値の見直しを考えながら、ややこしい科目、「経済学」や「財務会計」について、自分で少しノートに整理していました。ですので、これはお守り代わりの安心感も含めて、またせっかく作ったノートだからと言うところも正直あり、直前期にはノートを見直しました。あくまでも、勉強としてのメインは一問一答ですが、変化をつける意味でも半ば休憩的にノートを見直す感じです。

なお、矛盾するようですが、そしてこれは直前期のアドバイスとはなりませんが、正直なところ、効率的な勉強においては、ノート作成は不要だと思います。
もちろん、人によって、手を動かしながら覚えたいという方もいます。ただ、私自身がノートを作ったことを振り返ると、ノート整理のインプットに時間を掛け過ぎていたのは、反省ではあります。特に勉強当初はまずインプットに偏りがちですが、本当に大事なのはアウトプットだと思います。そして、直前期の話に戻りますが、この直前期は、まさに、もはやインプットは不要で、

「アウトプットをすることによって、本番でアウトプットを可能にする」

それを心がけて勉強してください。

4.これだけはやらない1次試験直前期

直前期にやってはいけないこととして、これはおそらく既に皆さまがご存知で、あるいは多くの方が既に言ったり書いたりしていることでしょうが、新しい参考書や教材には決して手を出してはいけません。
それどころか、

そもそも新たなインプットは、もはや不要です。


よほどの苦手科目であり、これまでのインプットがあまりに足りず、引き出すだけでは40点を取るのが難しそうなものは、その科目に集中する必要がありますので、例外となるかもしれません。


ところで、私が直前期にやるべきでないと思う事は、

「模試」

です。

そもそももしは一体何のために模試を受けるのでしょうか?

「今取れそうな点数の確認や、苦手科目・得意科目の確認ですか?」

もちろん、あくまで私の個人的意見ですが、模試を受けて点数が取れた取れないと言うことを確認して、安心あるいは不安がっても仕方ありません。もう少し前のタイミングならばまだしも、残り2ヶ月を切ったこのタイミングで、苦手科目がどれかわからないと言う事はないはずです。


「実戦形式に慣れることでしょうか?」

これまで自宅にせよ、予備校にせよ、きちんと時間を計り、邪魔を入れない環境で、科目毎にバラバラにでも、時間配分を考えて試験形式を行ったことがない人であれば、今からでも模試を受けて、時間感覚を得ることは必要でしょう。正直もうこのタイミングで遅いくらいですが。
しかし、既にそういった経験のある人は、後は本番で全力を尽くすのみです。大切な直前期に全科目を本番形式で行うような模試を受ける必要はなく、むしろ避けるべきだと思います。

模試の必要性云々とは別に、私が直前期に模試を受けるべきではないと考える主な理由は次の2つです。

1つ目は、模試は、受けっぱなしはもちろんもったいない一方で、見直しには時間が掛かり、受けた時間と復習の時間を考えれば、直前期の勉強法としては効率が悪過ぎます。

2つ目は、この直前期に本番環境・形式で問題を解いたところで、消耗が激しいだけで、本番に出せる力がアップするとはあまり思えません。むしろ、本番では、極限までの集中力で、模試とは異なる力が出せるようになることを目指したいです。


少しわかりにくいかもしれませんが、長距離走のマラソン選手で考えてみましょう。
大会の1年前、あるいは半年前程度までは、42kmどころか、1日50km60kmと過大な負荷を掛けた練習をすることもあると思います。ですが、大会本番の1ヵ月前にそういったことをするでしょうか?レース本番の1ヵ月前に42.195kmを走ってみる、などという事は、おそらく一流のマラソン選手はしないはずです。スポーツ選手でなくとも基本的には同じことで、直前期だからこそ、体調管理、いかにアウトプットを出すか、そういったところにフォーカスした練習/勉強が必要だと考えます。


ずいぶん長くなってしまいました。最後に、本当にもう一度だけ書かせてください。

直前期は、本番でのアウトプットを高めることにフォーカスしてください。そして、そのための最も大切な事は、体調管理であり、しっかり睡眠を取ることです。


皆さんが、本番で力を精一杯発揮して、納得できる結果を得られることを祈っております。

ご参考になれば幸いです。



アウトプットに適する問題集


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