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大門から宿坊スティで旅も終わり

高野山の必見スポット(ガイドブック参照)は取りあえず観たし、授戒の時間まで余裕があるので、「せっかくなので」高野山の表玄関である「大門」を見ましょう、と歩く。
しかし、順調に見ているつもりでも、もうたくさん見過ぎてどれがどれだかわからなくなっているので、noteの旅行記を書くのににどれほど時間を掛けているやら…。
楽しいからいいけど。

この旅で、まぁまぁアクシデントぽいことがあったけど、何とかここまできたなと思ったところで、最後に大きな失態をしてしまうのでした。。。


観光場所19:大門

高野山の西の入口にあたる総門。
表玄関として、多くの参拝者を迎えてきました。幾度かの再建を繰り返し、現在の建物は310年前のもの。表面は白木でしたが、昭和61年の解体修理の際、鮮やかな丹塗りが施され、往時の姿を取り戻しました。

世界遺産「高野山」ガイドブックより


立派な門です。

【左右の金剛力士】

阿形(あぎょう)
江戸時代の仏師・康意作


吽形(うんぎょう)
江戸時代の仏師・法橋運長作

素晴らしい金剛力士像ですね。
足の下に踏みつぶされないよう心掛けて生きましょう。

少し疲れたので、この門の外側にあるベンチで一休みしました。
ついでにスマホでも写真を撮って…。
さて、次は大師教会に戻って授戒を受けるために、少し足早やに歩き出しまた。夫はというと、いい加減うんざり気味の表情をしていて、もういっぱいいっぱいのようです。

駐車場に向かう途中、ぴぴっと閃きというかお知らせがきました!
「スマホ!!」

突然、あの大門のベンチに座った時にスマホをベンチの上に置いた場面を思い出し、慌てて手提げバッグの中を見ても見当たらず、夫に「スマホ忘れたっ」と叫び(ほんと、まじで)ました。
夫はすぐに、「走るか?」「うん、お願い!」のやり取りで、スマホを探しに戻ってくれた。
私は、ここまでも早足で疲れていたので、もう走る元気がない。700mくらい戻らなきゃいけなくて、それすら辛い。涙…。
先を見ると、夫もずっとは走れず途中歩いていたけど、追いつける距離ではなく、もう託すしかない。
ありますように~~!

ようやく大門をくぐって夫を探すと、スマホを置いたベンチと違う方に座っていて、一瞬ぎょっとしたけれど、ありました!!
私がスマホを忘れたベンチに、アジア系の旅行者が座っていたが、見守ってくれていたのか?夫がスマホを取ると「OK」と言ったそうです。
あ~、良かった!!

この旅一番の失態、だけど、無事に事なきを得ました。
神仏のご加護に感謝致します。
その前に、今後、絶対に気をつけます…反省😓

そんな事件があったので、もう授戒には間に合わず、
スマホ紛失騒動に心身ともに疲れたので、真っ直ぐ宿坊に向かいました。

途中で見かけた紫陽花。


心に平安を取り戻すブルー。


高野山の道。


観光場所20:宿坊体験

宿坊は信者や参拝者のために生まれた寺院内の施設。山内に117ある寺院のうち50以上が宿坊を兼ねている。歴史ある建物、手入れされた庭を楽しみ、希望すれば修行体験ができる宿坊もある。

まっぷるガイドブックより


宿坊は「西門院」というお寺。
どこがいいのかわからなかったので、「精進料理が美味しい宿坊」のリストに名前があったところで選びました。欲望丸出し。。

【 夕食 】

味付けはとても食べやすくて良かったです。
野菜はそれほど好きではない夫には、「おいしい?」とはあえて聞かない。


スマホ事件があったので、本当はもうちょっと他のお寺も見ようかな、お土産屋さんも見たいな…と思っていた諸々の計画も達成できず、夜は夜で古いお部屋の匂いが気になってなかなか寝つけず時間ばかりが経つので、持って行ったクリスティーのミステリーを読んだ。
夫は、連日の運転の疲れもあってかいびきをかいて寝てました。
夫に感謝の合掌。

旅人6日目の朝は、宿坊で「朝のおつとめ」に参加しました。30分程度ですが、僧侶の唱えるお経をじんわりと味わってきました。ずっと正座は辛かったけど、宿泊していた外国人は最初から立っている人もいました。

宿坊体験も無事終えて、いよいよ帰路へ。


こうやくんのイラストが描かれているバス。
外国の方はバスを利用している人が多かった。

高野山を後にして中部セントレア空港へと向かいます。
距離が長いので、時間に余裕はあれども、どこへも寄らず空港へナビを合わせる。

途中、「九度山」を通る。
真田昌幸・幸村親子が蟄居していた山。
池波正太郎の「真田太平記」は面白かったな、と思い出す。


北海道には無い瓦屋根。


木曽川を渡る橋。



空港へ到着し、レンタカーを返却して搭乗手続きも終えると一安心です。

名古屋は和歌山よりもさらに暑い。
スカイデッキに数分いるだけで汗だく💦


【 昼食 】

私は担々麺の明太子丼付き


夫はひつまぶし。美味しかったようですよ♪


さようなら~。
またね~。

こうして、5泊6日の伊勢・熊野詣&高野山の旅も無事に終わりました。
計画通りには全然行かない旅だったけれど、それは想定内で、臨機応変に動ければいいなと思っていたので、苦にもならず。
レンタカーで旅行する、という旅は私は初めてだったので、とても楽に移動できました。ただ、同じ場所に返却しなければ別途料金が掛かる(今回、帰りを関西空港にすると3万円ほど…)ということを知らなかったので、最終日、夫に長距離運転頑張ってもらいました。

途中、「運転変わってもいいよ」と何度か言われたけれど、お茶を濁して押し付けてばかりだったね。
本当にありがとう!

【 おまけ 】
自分たちへのお土産として、伊勢では神札を、
熊野三山では「熊野牛王符くまのごおうふ」を購入してきました。

烏(カラス)文字で書かれた神札です。那智大社では、「烏牛王神符からすごおうふ」=おからすさんと言うものです。

牛王符は、護符(お守りや厄除け)としてだけでなく、裏に起請文を書いて誓約書としても使われたのです。

回った順に、

熊野速玉大社
熊野那智大社
熊野本宮大社
大きさもデザインも違います。
さて、どこへ飾ろうか…。
家、狭いのだった。


玉置神社でも、記念のお札。
ステッカータイプのものを購入。

今回の旅は、計画~旅行~旅行記を書き終えるまで、ずいぶん長い時間を掛けたが、その間ずっと熊野詣をしているような気がしていた。
敏感なセンサーを持たないtabitoなので、どこの神社へ行ってもひたすら感謝のお参りだけ。
それでも、昔から神社巡りは好きです。これからも行くと思います。近場だろうけど…。
家でも、神さまのお札を祀って、毎朝神様に手を合わせ、先祖供養もさせていただいています。昔からの習慣なので、しないではいられない。。

このつたない旅行記を最後まで読んでくださった皆様にも、心から感謝致します😊🍀
ありがとうございます✨💕



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