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逃げ出したいのか。恥じらう自分よ
走れ、飛べ飛べ一目散に。
どこへでも行ってしまえ。
久しぶりに写真を見返していたら白鳥が飛んでいるのがあった。
わっさわっさと大きな翼を広げて飛んでいった。
その時はなんとも思わなかったのに、さて、こうして何やらかを書こうかとnoteを立ち上げてバナーの写真にその白鳥をセットしたら、どうにも惨めな気持ちになりました。
どっか行ってしまいたいなぁ。
文章書くなんてまっぴらごめん。
何も書くことなどありゃしない。
ここ2.3日みんなの書いた文章を斜めに見ながら、何か書かないとなぁ、待ってるかなぁ、でも新学期で忙しそうだから大丈夫かなぁ、なんて考えてた。
そうして今日やっと思い腰ならぬ指を広げてパタパタとスマホの画面を打っている。
4月病ってありますか?
なんだか最近、鬱々としています。
なんだか、何をしていても心が震えないのです。インスピレーションがカケラもありません。
朝おきまして、分付き米を土鍋をつかって炊きます。お味噌汁に煮干しをいれて出汁を取り、適当な具材を入れてコトコトと煮ます。最近はじめた糠漬けをひっくり返して空気をあてます。納豆を混ぜて。はい、朝ごはん。
美味しいのに、心は震えないのです。
ようやく春がやってきたというのに
部屋の挿木の桜が花をつけているのに
蕗の薹が砂利から目を出して、美味しそうなのに
なんだか楽しくないのです。
魂が震えていないのです。
こういう時は黙って一人で焚き火でも眺めているのがいいのでしょうが
森をのんびり散歩すればいいのでしょうが
一日中本を読んでいればいいのでしょうが
でも、それすらも面倒になってしまうのですね。
そして勝手に惨めな気持ちになるのです。
それが恥ずかしいのです。
たぶん、もう少しすれば新しい出会いもあり、外で身体を動かして、心地よく清々しくなるのでしょう。
そうわかっているけれど、どうにも今の自分の気分に左右されがちな僕です。
そんな自分が好きじゃないのよ。
そろそろ1年になるこの町。
慣れてきたか?と聞かれれば、さぁ、としか答えられない。
好きか?と聞かれれば、まぁまぁ、と言うだろう。
ああ、逃げ出したいこの町から
別にいくあてどなく、ただフラフラと移動してまわりたい。
知らない町の知らない景色に埋没して、好奇の目を振り回したいのです。
深掘りせずともみえてくる風景は所詮、深みもなく、残像にもならず流れていく記憶となってしまうとわかっているのですが。
さて、このままだと永遠に終わりそうもありません。夕飯を食べなくてはいけないので、そろそろ終わりにしましょう。
なんのまとまりもなく、恥ずかしい限りです。
逃げ出したくなるほどの稚拙さを、そのまま卓上に上げるのは、呆れるほどの図太さか、真摯な自己開示か、はたまたなにか、
やっぱり結局ぐるぐる回って終わりそうです。
それでは。
春一番に飛び立ちましょう。