IKEAで2nd Baggage対策
皆さんはIKEAに行ったことはございますか? IKEAにはさまざま魅力的な商品が大きな展示スペースで販売されていますが、その中で必ず買って帰るものといえばIKEAバッグではないでしょうか。生地が丈夫で多少乱暴に扱ってもOK。なおかつびっくりするぐらい価格が安い。
先日の投稿で書きましたが、私が旅行に持っていくバッグは基本ダッフルバッグ。そして移動の負担にならないよう、なるべく小さいサイズを選択しています。となると、当然バッグの空きスペースに余裕がない。そんなとき、2nd BaggageとしてこのIKEAバッグが大活躍します。
現地で購入したお土産や着なくなった衣類をどんどん入れて、ファスナーで閉じて帰りの飛行機の預け入れ荷物にすれば、メインバッグをすっきりさせて搭乗することができます。帰国後はそのまま空港から自宅配送にすれば、自宅への帰路も楽になります。
IKEAはすでに2021年時点で世界59ヵ国に展開している多国籍企業。渡航先によっては現地でも入手可能です。
FRAKTA フラクタ トロリー用バッグ
まずは定番、ご存じフラクタ。シンプルながらも実用性が高く、いろんなサイズ展開がありますが、ここでは2nd Baggageとして預け入れ荷物にすることを想定し、ファスナー付きのトロリー用 バッグ76Lをあげました。
そもそもは別売のトロリーに載せて持ち運ぶものですが、そのまま使用してもOK。ただ、少々横長な形状なので、スペースが空き気味だと中身が偏ってしまい、微妙に使いにくい。「背負うことも出来る」ような紹介もされてはいるんですが、同じ理由でこちらも微妙です。
しかし安さとそのコンセプトに共感したんでしょうか、これを本格バックパックに魔改造しているという強者もいるとか。
ちょっと雑談ですが、フラクタをはじめとするIKEAバッグを再加工した小物類は、以前バンコクのナイトマーケットで見つけて、家族へのお土産にしたことがあります。
GÖRSNYGG ヨールスニグ バッグ
ヨールスニグ バッグは最近発売されたモデル。背負う前提のデザインになっており、それに合わせてショルダーベルトも適度な厚さがある丈夫なものになりましたので、移動負担が軽減できると思います。フラクタの不満な点を解消する商品と思い、即購入しました。
またフラクタよりも生地がしっかりしている分、折りたたんでも若干かさばりますが、大きさを考えれば許容範囲。まだ旅行には使っていませんが、今後活躍してくれるものと思います。
KNALLA クナラ バッグ
上記二つではちょっと大きすぎるという場合はこちら。47Lの容量があれば、一人旅なら十分でしょう。前回の旅行中、急きょ現地で購入したのがこちらでした。ただ手提げしか出来ないので、重量物は避けたほうがいいでしょう。
購入時にチェック!
これら共通していることですが、縫い目がしっかりしているか、また形が整っているか、購入時にしっかり確認しましょう。私は一度、完全に縫われていないものに当たってしまったことがあり、数度使用したところでそれに気づき、使用を取りやめました。やはりローコスト・大量生産ゆえクオリティにばらつきがありますから、隅々まで目視チェックをしたほうがいいです。
水濡れ・ワレモノ注意!
飛行機の預け入れ荷物にする時には、ひと手間を加えておく必要があります。というのも、これらのバッグはファスナーから簡単に水が浸入するので、空港やTransitで雨が降っていると、飛行機に積み込むときに中の荷物が濡れてしまいます。なので必ずビニール袋に入れたうえでバッグに入れましょう。さらに飛行中は気温・気圧も変化しますので、それでダメージを受けるものは、持ち込み荷物にしたほうがいいです。
また、ワインボトルなど壊れやすいものは、緩衝材と段ボールの二重梱包が必須になります。緩衝材として衣類で割れ物を巻き、それを段ボールに隙間なく入れ、さらにその段ボールが外部から当たらないよう、さらに衣類で巻きます。購入店によっては輸送用梱包材も売っていることがありますので聞いてみてもいいでしょう。現地で段ボールを手に入れるには、コンビニなどを回るともらえます。
Baggage外側には「FRAGILE(ワレモノ)」シールを貼っておけば万全でしょう。FRAGILEシールは、空港カウンターで要望すれば貼ってくれると思います。私は常時貼ってしまっています。
ちなみに、これはフルサービスキャリアならではの特別な対応だと思いますが、一度日本酒の一升瓶を預け入れ荷物にしようとしたときに、持ち込み荷物にしてもらい、かつ機内ではCAが管理してくれたことがありました。なのでカウンタースタッフに荷物の内容を正しく申告し、心配な荷物についてはアドバイスを受けることも大事です。
貴重品は入れない!
また防犯上、貴重品は預け入れ荷物に絶対に入れないで、必ず機内持ち込みにしてください。抜き取り盗難被害は頻繁に発生していますし、預け入れ荷物は空港検疫で開封されることもあります。特に、主要な北米航空会社では現在、受託荷物にTSAロックを含む全ての施錠を非推奨としているので、私は鍵を一切かけていません。「開けられても問題ない」という前提で梱包しましょう。
もしどうしても預け入れサイズの貴重品を日本に持ち帰りたいというのであれば、販売時の未開封梱包状態で預け入れ荷物にするか、いっそ購入時にその店舗から日本宛に送ってもらうことが一番安全です。
雑談ですが、TVなどで海外取材をしている撮影クルーの方々は、大型ビデオカメラなどの貴重品はどうやって運んでいるんでしょうね? 気になります。
だいぶ話が脱線してしまいました。
ともあれIKEAバッグは2nd Baggageとしてはもちろん、当然ながら現地での買い物バッグに使ってもかまいませんし、旅行中毎日出てくる洗濯物を入れるランドリーバッグにも重宝します。毎回の旅行で常用すること間違いない逸品です。買い物好きで帰りは荷物が増えてしまう!という方は、忘れずに一つ、バッグに入れておくことをオススメします。
※ 画像出典:ikea.com/jp/ja/