下書き公開(寄り道チャンドバオリ編)
プロット
プロットというか落書きですね。調子が思うように上がらない時はA3の紙にステッドラーのミリペン(0.3ミリ)でガシガシ描いていきます。
今回は紙にプロットを描きました。自分の旅をたどっているうちに、「そういえば寄り道したんだっけな」と思い出したので、急遽そっちに舵を切ることになりました。
下書き
だいたい1ぺージ目は「概要」みたいなものを描こうとしています。どうして寄り道(というか途中下車)するかになったかというページ。今回はより漫画仕立てになっております。
今回の目的地は「チャンドバオリ」という階段状になった古い井戸です。これ描くのに2時間近くかかりました。ラフなペン画もいいかなーってことで、このまま使う予定。ドローンでも飛ばさないと見えないアングルだったので、想像で描きました。まあ手書きのよさってむしろ「そっくりそのまま描かない」ところにあると思うんですよね。
ガイドブックということで、もちろん「行き方」も描きますが、さすがにどこともわからない駅(Bundikuiという駅)で途中下車してチャンドバオリまで行く人はいないかなーとは思います笑。あくまでもガイドブック形式ということで。
ちょっと漫画のコマを意識して描いたページ。キャラクターのぶち抜きとか好きです。ページ自体に色をつけるとメリハリが出るので時々まぜてます。
おなじみ4コマ漫画。旅をしていると思いも寄らない(ささやかな)ラック(運)を拾うことがあります。ほんとうにたいしたことではないのですが、そういう小さな「いいこと」に反応するのも旅を楽しむコツなんじゃないでしょうか?
インドの乗り物シリーズ!みたいな感じで上下にオートリキシャーとバスのイラストを描いてみました。「ボロッ」みたいなオノマトペ(擬音)をいれることで漫画っぽくなりますよね。っていうか、漫画っぽい方が読みやすいですよね。最近詰め込みすぎてたので、ここらでマンネリ化を脱出しようという試みです。
中途半端に余ったページをどうしようかな〜と考えた時、僕が描きたかったのは「バスの中での出来事」だったんですね。それをガイドブック仕立てにするよりかは、もういっそのこと漫画でも描いちまった方が早いんじゃねえかってことで、1ページ漫画となりました。いや、マジでお団子ヘアで旅していると女と間違えられます。顔が母親似だからね。しょうがない。たぶん。
あとがき
今回はいかがだったでしょうか?
今回下書きで意識したことは
「デッサンのような線を重ねる描き方はせずに、一発描きに近い線で描いていく」
ということでした。
余分な線がなく、見やすい下書きとなっているのではないでしょうか?
なぜこのような試みをしたかと申しますと、一番早い下書きはどのようなものかを改めて考えたからです。
というのも、
一番早いのはぶっちゃけてしまえば「下書きをしないこと」なんですね。
つまり一発で描くこと。
この一発描きを極めると、韓国のアーティストキム・ジョンギ先生みたいな精密な絵が描けるようになるみたいです。
まだまだその域には達することはできていないのですが、下書きの線を何度も引いて、正解の線を探すよりかは、頭の中で完成図をイメージしてゆっくりと、だけど最短距離で描いてしまった方が早いんじゃないかと思ったんです。
考えながら線を引くと、いつもに比べるとゆっくり筆が動くのですが、先回りして絵をイメージするようになりますし、何より下書きが見やすいという利点があります。
毎回毎回、細かくなる一方なので、明日までにペン入れが終わるかはわかりませんが、明日公開できるようにがんばります!
完成をお楽しみに♪
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