延岡(宮崎)から天界へと登るバス旅行 高千穂峡へ【旅名人?九州一周鉄道旅 2日目-2】
今回の旅で行きたかった場所の1つが「高千穂」でした。そのために、今回の旅は旅程を練りに練った面が多分にあります。
鹿児島中央~延岡(宮崎)をその日のうちに普通列車でやってきました。
その様子はコチラ
それでは、「天界」への旅の記録です。
14:00 延岡発「天界」へ バスの旅
天孫降臨の舞台をこの目で見てみたいと思い、延岡までやってきました。
延岡駅前に止まった高千穂行きのバス。
思ったより小型のものでした。
乗るのは、この時点で3人。
うち2人はどうやら地元の方々。
高千穂まで行くのは、どうやら私だけ。
どんな世界が待ってるのだろう、静かな楽しみが込み上げてきました。
しばらく市街地を走っていたバスは、次第に山道へと分け入って行きます。
所々で、バスの中から、五ヶ瀬川を見下ろすことができ、つづら折りの道も、楽しめるものでした。
徐々に、渓谷は深くなり、五ヶ瀬川は、はるか下に臨むようになっていきました。
延岡から1時間ほど
高千穂のバスターミナル近くに「高千穂駅」というバス停が。
元々、延岡から高千穂まで鉄道が延びていました。
計画上は、更に熊本県まで向かい、今の南阿蘇鉄道の高森駅まで接続することになっていました。
しかし、その計画は頓挫。
更に、延岡〜高千穂間の高千穂線も、台風の被害を受けて、20年ほど前には廃線となったのでした。
今はバスがこの区間をカバーしているのです。
ここまで来れば、目的地はすぐです。
高千穂神社
高千穂のバスターミナルに到着して、真っ先に向かったのが、高千穂神社。
静かで厳かな境内。
下の世界とは分け隔てられた別の世界がここにはありました。
ニニギノミコトら神々を祀っている土地。
あまりの心地よさに、境内で深呼吸をして、しばらくボーっとしていました。
永い時を、山中で眺めてきたであろう巨木。
神代の頃から代替わりはしているでしょうが、その頃から変わらず、静かに木々はこの地を見つめてきたのでしょう。
高千穂峡
高千穂神社から、つづら折りの坂道を下っていくと、次第に水音が大きくなってきます。
深い谷に、滝が落ちる、この風景。
写真や映像では見たことあるものですが…
やはり実際に間近で見た方がいいものです。
音や空気感までは伝わりませんから。
水音と共に、心の中にある重たいものを洗い落としてくれる、そんな心地よさがありました。
しばし、この峡谷のあたりをフラフラとしていました。
この景色のために来た…のですが、
わずかな時間だとは言え、来られて良かった風景でした。
高千穂から下界へ
17時近くなったため、延岡まで戻ることに。
高千穂の大通りを、バスターミナルまで戻る道すがら撮った1枚。
朝の鹿児島は雨だったのに、こちらでは晴れ間が見えます。
晴れ晴れした気持ちで下界に戻れそうです。
17時半頃、バスで戻ります。
行きとは対照的に、結構な人が乗ってきました。
途中、遅延もあったのですが、19時過ぎには延岡駅前に到着となりました。
下界の旨いご飯
宮崎に来て、食べたかった「チキン南蛮」
食べられる店は、色々ありますが、有名だからと勧められたお店が、延岡駅前の「直ちゃん」。
チキン南蛮でタルタルがのってるものを思い浮かべる人も多いかと思いますが、甘酢のタレのみのが元来のものらしいです。
これで1000円ほど。
満足感がとても高かったです!
閉店が20時頃だったので、バスの遅延で冷や冷やしましたが、無事食べられて良かったです。
高千穂をお得に
今回の延岡〜高千穂間は、乗換案内のアプリで出ている、宮崎交通の「1日乗り放題乗車券」を使いました。
当時の価格は忘れましたが、2024年現在で1800円。
この価格でも、延岡〜高千穂間の片道分の価格。
それで往復できるのですから、かなりお得です。
バスで高千穂に向かう方、ご参考にどうぞ。
続く
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