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【vol.1】お金について/預貯金と年金の末路を知っていますか?

成熟経済と少子高齢化の2つの課題が日本社会を圧迫しています。赤字国債が年々増加する国家は、どこを目指すことになるのかを予想しておくことは重要です。老後2000万円問題が社会的な話題になったこともありました。僕らは未来に対してどのような行動をしていけばいいのかを理解しておきたいです。

銀行の預金はどうなるか?

とある銀行では通帳に対して発行手数料を取ることになりました。セブン銀行などのATM手数料も無料から有料へと切り替えた金融機関もあります。これからは銀行口座に対して維持手数料がかかるかもしれないとも言われています。

これらの大きな原因は、銀行の経営悪化です。銀行は利ざやで稼いでいますが、マイナス金利やゼロ金利政策により、利ざやが取れない状況に陥っています。経営改善策として、地銀同士の合併や店舗の減少を実施しています。

さらには利ざやに頼らず、投資信託や職業紹介など手数料ビジネスにも力を注いでいます。

新しい収入源から継続的な収益を生み出さないと、将来的には金融機関の破産も視野にいれておく必要があるかもしれません。そのためにはリスクの少ない金融機関にお金を預けておくことも重要かもしれません。

年金はどうなるのか?

人生100年時代といわれています。そうなると年金の支給開始が70歳、75歳、80歳と徐々に先送りされる可能性が高いです。保険料の算出を例に挙げますが、算出基準の1つが平均寿命です。これが上がるにつれて「月々の年金支給額が下がる」か「支給開始を遅らせる」かの2つの方法しかなくなります。

これ以外の方法では「運用利回りを上げる」ことになります。国債から株式へと運用の比率を変えるかもしれません。しかし、これはリスクが上がることになります。失敗すると、さらに年金の支給総額が減ることを意味します。

僕らがすべきことは1つだけ

早かれ遅かれ、自分自身で資産運用を始めることになります。日本政府がNISAやiDeCoといった制度を導入したのは「自分自身で資産運用をしてください」と国民へメッセージを伝えるためです。

定年間際になって資産運用を始めることの難易度は高いですが、若いうちから資産運用を始めることで「時間」と「複利」を味方にすることができます。

いち早く始めることが重要ですが、そのためには知識も必要です。お金の教養を学びながら、自分独自のビジョンを描いていくことが必要となります。


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