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植物と動物

暑すぎた夏の間、花はたくさん咲くけれどさっぱり結実しなかったハラペーニョが今朝見たら、何箇所も実ができていた。少し涼しくなったからだろうか。
また、あの辛いのが食べられるのが楽しみ。
植物のいのちの力はすごいなと思う。水やりだけで太陽と小さなプランターの中の土で育つ。

いのちはほんとに面白い。熱力学第2法則では「自発的な変化の方向というのは、秩序立ったものから無秩序へ、あるいは不均一から均一へ広がっていく」のに、生命は無秩序の中から秩序ができてくる自己組織化。
もしも最初は神が創ったとしても、その後、どんどん豊かに自由に多様になっている。

「「脳科学者」として言わせてもらいますけど(笑)、神経は筋肉と同じです。ちょっと負荷をかけて、今の自分よりもちょっと難しいことをやると、力を発揮するようになる。筋トレにしても、いまの自分の力より負荷をかけると、いったん壊れて超回復が励起され筋力が上がるわけですね。神経細胞は壊れないけど、電気の通りがよくなることで、その能力が上がるんです。
だから深く思考することは、最初は大変なんだけど、それによって得られる快感は大きい。わからなかったことがわかるようになるとか、人がわからなかったことを突き詰めたとか、とにかく一歩進められたという実感はなにものにも代えがたい。それを一つ二つ経験するから、研究者ってやめられなくなっちゃう。快感を一回味わうと、きっとまたあの快感がくるんじゃないかと思って、研究に没頭するんですね。」
 『科学と生命と言語の秘密』松岡正剛✖津田一郎 より抜粋

植物は神経も筋肉もないけど、何かの方法で周囲のこと、音や人の気持ちなど多くの情報を感じ取ることができる。
動物は快感を得ることが行動の動機になるが、知的快感やいい音楽を聴く時などの快感だけでなく、「もっと自分を見て」というような快感もあって、総合的に今の世界になっている。


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