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海は入魂する

10代の頃に石牟礼道子の『苦海浄土ーわが水俣病』を何度か読みました。
人と地球との関係はこれでいいのかなとずっと思っていたのですが、社会はどんどんゴミを出して新しいものを買い求める価値観でした。
最近になって人と地球との関係を捉え直す時期になったと思います。

少し前に田口ランディさんに出逢い2021年に発行された『水俣 天地への祈り』で水俣の様子を深く知りました。
緒方正人さんの『チッソは私であった』で語られる人と自然の関係性にも共感しました。

「生類全体の交感しあう世界」に向けて進みたいです。

「黄昏の光は凝縮され、空と海は、昇華された光の呼吸で結ばれる。そのような呼吸のあわいから、夕闇のかげりが漂いはじめると、それを合図のように、海は入魂しはじめる。」
(石牟礼道子『入魂』)

以下のリンクはEcological Memesの記事です。写真は記事の中から。

海は入魂する。水俣の記憶とアートを通じて出会う曼荼羅的生命の世界[あいだの風土探訪記|熊本・津奈木町編] (ecologicalmemes.me)


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