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なんで、私が大阪に ①
こんにちは。ツクイです。
新型コロナウイルス、鬱陶しいですね。そろそろジェイソン・ステイサムがぶっ飛ばしてくれないかなと心から思っています。
もちろん、チャック・ノリスでも吉田沙保里でも誰でも構いません。
さて、前回予告した通り、今回から「何をしに行ったのかよくわからない大阪の旅」のことを書いていこうと思います。
東京→大阪 9時間40分
このnoteを書くにあたって、大阪に行った時のことを思い返すべく、メールボックスを漁っていたら、こんなものを見つけました。
深夜バスの予約メールです。東京→大阪が3,500円。いい価格設定ですね。調べてみたら、今も同じぐらいの価格帯でした。
当時のツクイは大学2年生。安く移動できることが何よりも大事だったので、あの頃に「飛行機」を使った覚えがありません。「新幹線」もなかなか使いませんでした。「深夜バス」と「青春18きっぷ」が僕の友達でした。
そして、この「9時間40分/4列シート/電源なし」のブルーライナーが、僕にとってはじめての深夜バス体験でした。
しかしまぁ、今考えたら深夜バスってすごい乗り物です。真夜中に9時間40分も座席に固定させられて、振動と騒音を与えられ続けたら、たいていの人はおかしくなりますよね。
が、そこは10代の肉体と精神。ケツの肉が取れる夢を見たりせず、完全に真顔になるぐらいのダメージですみました。
大阪の銭湯について
JR大阪駅前に降り立った日付は2011年9月1日。「曇天で蒸し暑かったなぁ」という記憶があり、調べてみたらその通りでした。
さて、深夜バスの中で目覚め、なかなか蒸し暑い大阪駅に降り立ったツクイくん。珍しく食欲より先に、こんなことを考えました。
「風呂に入って汗を流したい」
「できればランドリーで服を洗いたい」
0泊2日の旅程だから、着替えも持っていません。汗臭い格好で大阪市内を観光することには抵抗があったのでしょう。
当時持っていたガラケーで調べて、向かった先は心斎橋の清水湯さん。(だと思います。なにぶん昔のことなので、間違っていたらすみません。)
平日の朝、繁華街近くにある銭湯はなかなか刺激的で、よくわからない仕事をしていそうな兄ちゃんとか、背中に絵が描いてあるおじさんとか、そういう人がたくさんいました。
ただ、銭湯に行く途中、心斎橋の駅でベビーカーに赤ん坊の人形を乗せてコンコースを練り歩く上裸のおばちゃんを見たので、あまり怖く感じませんでした。
大阪ってすごいところなんだな、あるいは東京より「多様性の街」なんじゃないか、と感じたのを覚えています。
ここ数年で、大阪には何度か行きましたし、地下鉄を利用することもあったのですが、なかなかあのおばちゃんに遭遇できません。やはり心斎橋の駅で降りないとダメなんだろうか。それとも、大阪の多様性が薄れてきたんだろうか。どちらでもないような気もします。
肝心の清水湯さんですが、湯加減はそれなりに良かったと記憶しています。時間がそんなになかったので、さっと入って汗を流したぐらいですが、十分でした。
ただ、ランドリーの乾燥機は、そこまで効きがよくありませんでした。おかげで僕は軽く湿ったポロシャツを着て大阪観光を楽しむことになります。
第二の男
時間がそんなになかったのは、この旅の相方が大阪に到着する刻限が迫っていたからです。
彼の名前は……ここではちょもくんとしましょう。
彼とは中学時代からの付き合いで、普段はおっさんとかおじさんとか、そんな風に呼んでいます。(僕の妹は彼のことをばかむらさんと呼んでいました。いくら何でも彼に失礼すぎるのでここでは使いません。)
彼は大学を一浪して、当時お金がなかっただろうにも関わらず、何故か新幹線で颯爽と参上し、生乾きのポロシャツ野郎を見て嘲笑してくるのでした。
そんな彼と大阪で何をしたのか? それはまた次回書こうと思います。
それではまた次回。
ツクイ