
モンゴルの郷土料理を楽しむ~遊牧民宅編~
みなさん、こんにちは!
ロードバイクで沖縄を駆け抜けながら
ツール・ド・沖縄に向けて
絶賛トレーニング中のTABIKOです。
安全第一で走り切るためにメンテナンスには
思い切って投資しました!!
そして、明後日はいよいよ本番!!!
無事に完走できるように、
楽しみながら本番に向けてがんばります!
さて、そんな私の冒険心もくすぐられる、
「モンゴルの郷土料理を楽しむ」
遊牧民宅編をお届けします!
本場の郷土料理を堪能しながら、
遊牧民の家庭の温もりに触れてきました。
その土地でしか味わえない一皿一皿に、
遊牧民ならではの生活が見えてくる。
そんな体験をご紹介します!
おもてなしの一杯とお菓子
モンゴルの大地で迎えてくれたのは、
ゴビ砂漠近くに住むご家族と、
ヨーリアム渓谷周辺に暮らすご夫婦。
それぞれの家に到着すると、
真っ先に出してくれたのが
「スーテーツァイ」と「ボルソック」でした。

スーテーツァイは、塩入りのミルクティー。
…とは言っても、最初の一口で
「これ、ティーなの?」と驚くほどの薄さで
私が想像していたミルクティーとは違い、
色々と知りたくなって聞いてみました!
ステーツァイに使われているお茶は、
「茶馬古道」と呼ばれる貿易路を通って
中国からやってきたそうです。
昔、チベットやモンゴルが毛皮や薬草と
交換して手に入れてきたとても貴重なお茶。
貴重だからこそ少量の茶葉を使うため薄めで、
モンゴルでは三食とも欠かさず飲むことで、
栄養源としての役割を果たしているそうです。
このスーテーツァイを飲むたびに、
長い歴史と人々の知恵を感じさせられました。

そして、一緒に出してくれたボルソックは、
小麦の香りがしっかり感じられる素朴なパンで、
ウイグル自治区や中央アジアでも
広く食べられているものです。
そのままでも食べれますが硬いため、
スーテーツァイに浸して食べると柔らかくなり、
スーテーツァイにボルソック味が少し染みて
一度に二度楽むことができます。
手が止まらなくなるほどクセになりました。
これぞ!本場のヤギ汁
夕食の準備が始まると「今晩はヤギ汁だよ」と聞き
思わずのぞき込んでしまいました。
さっきまで私たちと遊んでいたあのヤギを、
命の恵みとしていただく…
なんとも言えない気持ちが込み上げ、
大切にいただこうと命の大切さを改めて感じました。
遊牧民の手さばきは見事なもので、
ヤギ肉をサクサクっと細かく切り、
野菜と一緒に手際よく炒めていきます。
その間、ふと「周りに木がないのに、どうやって火を起こしたんだろう?」
と気になって尋ねてみると、
なんと木の代わりに乾燥させたラクダの糞!
「なるほど、これぞ遊牧民の知恵だなぁ」
と感心しつつ、
完成したヤギ汁をいただきました。


沖縄にもヤギ汁がありますが、
クセが強すぎるため、私はちょっとお苦手。
モンゴルのヤギは乾燥した大地に生える
少量の草だけを食べて育っているため、
臭みやクセがほとんどなく、
肉も柔らかいのが特徴。
まさに自然の恵みそのままの味わいで、
一口ごとに遊牧民の知恵と心が伝わってくるような、素朴で贅沢なヤギ汁でした。

ヤギの旨みと異国の米が織りなす贅沢な朝ご飯
朝ご飯は、昨日の残りとヤギの骨で
さらに旨味を引き出したヤギ汁。
そこにお米を加えてできたお粥と、
骨についたヤギ肉がメインでした。
モンゴルではお米を育てるのが難しいため、
昔から中国や韓国のお米を使っているそうです。
日本のものに似ていてとても食べやすいんです。
遊牧民のシンプルながらも工夫が詰まった
朝ごはんを、のんびりと味わいながら、
モンゴルの伝統と他国の繋がりに想いを巡らせる、
そんな贅沢なひとときでした。

一番美味しかった!絶品ボーズ
ヨーリアム渓谷周辺に暮らすご夫婦の家で
いただいた「ボーズ」。
これがモンゴルで食べた中で
私が一番美味しいと感じた絶品料理なんです!

見た目は少し大きめの小籠包風で、
水でこねた小麦粉の皮にひき肉を包み、
蒸し上げるシンプルなモンゴルの家庭料理。
お肉は家庭によって違うそうですが、
今回のボーズには牛肉が使われていて、
もうとにかくジューシーで美味しい!
あまりに美味しくて
数え切れないくらい食べてしまい、
ホストのご夫婦に大笑いされてしまいました(笑)
食事を通して生まれる温かな交流も、
旅の最高のごちそうですね♪
また、ヤギ汁とカリカリ梅の砂糖漬けのような
お菓子を用意していただきました。
カリカリ梅風の甘いお菓子は、
意外にも柔らかくてとろけるような食感!
甘さがちょうど良く、
日本のお菓子にも似ていて、
とっても食べやすく私好みでした!

シンプル食材でアレンジサンドイッチの朝ご飯
朝食は、チーズやギュウリョウ、ソーセージ、
ハム、そして薄焼きのオムレツに食パンでした。
シンプルだけどホッとするラインナップ。
自分なりにアレンジするのも楽しいですよね!

驚きのラクダ肉とホーショール
旅の途中で出会った美味しいごはんも、
ぜひ少しご紹介させてください!
ゴビ砂漠へ向かう道中、
果てしなく広がる大地と青空の下、
ピクニックでいただいたのが
ラクダのお肉とホーショール。

まず驚いたのがラクダ肉!!!
とても柔らかくて、噛むたびに旨味が広がります。
そして、ラクダのコブは全部油なんだとか!
脂身がぷにぷにしていて、
これがまた美味しくてクセになりそうでした。
見た目からもっと筋張っているかと思いきや、
シカやイノシシのような硬さはなく、
意外な優しさに感激しました。
ホーショールは、モンゴル風の揚げパン。
薄く伸ばした生地の中に羊肉と玉ねぎが
包まれていて、
外はカリッと、中は肉汁がたっぷり!
ひと口かじるとジュワッと肉汁があふれ出して、
もう止まらない美味しさ。
シンプルだけど力強い味わいで、
モンゴルの大自然の中でいただくとまた格別でした!
そして、各休憩場所で食べたご飯も美味しかったです。

次回、「一生に一度は行きたい!モンゴルの壮大な観光スポット紹介」
遊牧民の家庭で味わった
郷土料理のひとつひとつには、
温かな愛情が込められていました。
大自然の中で育まれた食材を使い、
シンプルながらも心に残る味わい。
特に肉料理に関しては、
モンゴルの人々の腕前に感心させられました!
まさに肉料理のエキスパートですね!
「本場のモンゴル郷土料理が食べてみたい!」
と思った方には、ぜひホームステイで
現地の家庭料理を体験していただきたいです。
モンゴルの大地でしか味わえない
特別なひと皿が、
きっと忘れられない思い出になりますよ。
次回は、「一生に一度は行きたい!モンゴルの壮大な観光スポット紹介」をご紹介しますので、
お楽しみに!
バザールって、ちむどんどん♬
異国文化が交差し、
南国情緒あふれる那覇を歩くと思わず心(ちむ)
が弾みます(どんどん)。
街のどこを歩いてもワクワクする空気に包まれて、
さながら街全体がバザールのよう。
活気ある市場や迷路のような路地裏など、
旅する人の好奇心をくすぐり、
何回でも来たくなる那覇をご案内します。