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【盛岡市菜園】浜焼きの名店「番屋ながさわ」の料理がやっぱり美味かった。

会社で取引関係にある、東京に本社を置く企業の方が出張で盛岡にいらしたので、一席設けることにしました。

その方、だいぶ若く20代半ばぐらいで、東京からほとんど出たことがないとのことで、岩手・盛岡の食材を楽しんでもらいたく、観光で訪れた方にも人気の郷土料理店「番屋ながさわ」を選びました。

20時台の新幹線で東京へ帰るとのことで、17時の開店と同時に宴会をスタートです。

見た目が綺麗ですね

生ビールで乾杯しますと、なめこ養老豆腐、浅蜊大根、お造り(すずき、ひらめ、かんぱち)が素早く整えられます。

個人的にはなめこ養老豆腐に感心しました。さすが人気店です。養老豆腐になめこを入れるのは、いいアイディアです。とても美味しかったです。

お造りも質が高く、このあたりも鮮魚を売りにして人気になった店だなあと、またまた感心です。客人も、「美味しい美味しい」と箸を進めてくれます。

酢の物

たこ酢が出されたところで、熱燗を注文します。紺屋町にあった蔵、菊の司酒造の「和の酒」をアッツアツにしてもらいます。この酒、一般的には普通酒に分類されますが、非常にバランスが取れた一本で、わたしも大好きな銘柄です。

場を和ませる酒なのだ、という意味が「和の酒」にあるそうですので、客人を囲むにはぴったりの一本です。

浜焼きいきます

「ではそろそろ」と浜焼きの準備をします。テーブルに用意した七輪には炭で火が熾されていて、じんわり熱を放っています。

生でも食べられそうなくらい新鮮なホタテを熱くなった網に乗せて、焼いていきます。

食欲をそそります

ホタテとツブには料理酒をかけて風味をつけます。客人は、「おおっ、、、」と目を輝かせて焼ける様子を見入ります。

「わたし、キャンプとかBBQとか、そういう陽キャの人たちみたいなことしたことなくって、すごく新鮮です!」と大喜びです。

もういいですよ、と焼けた魚介を皿に取ってあげると、客人は「あちち、あち!」などと嬉しそうに声を上げ、そして、がぶりと喰らい付いて「うまい!!」と叫びます。

「ホタテとこっちのくるんとした貝も、めちゃくちゃ美味しいです! これを食べるだけでも盛岡に来る価値ありますね!!」と、想像以上の喜び具合を見せてくれて、われわれもどんどん嬉しくなって、がんがん熱燗を呑んでいきます。

合鴨たたき
天ぷら

合鴨たたき、天ぷら(牡蠣、椎茸、ししとう)が出てきて、さらに酒が加速します。というか、熱燗と七輪の熱もあって、若干暑くなってきましたので、レモンハイやハイボールにスイッチして、それらをぐいぐい呑っていきます。

そうこうしていると宴はヒートアップし、時の流れも忘れてしまい、気づけば20時過ぎとなっていたので、「あ、新幹線の時間、大丈夫っすか!?」と客人に声をかけると、「あ、そうでした、あぶないあぶない!」と客人は真顔に戻り、われわれに礼を述べ、急いで店を出ていきました。

念のためわたしも後を追うと、盛岡駅の逆の方向へ行こうとしているので、「違う違う、あっちあっち!!!」と教えてあげて、その後、「無事新幹線乗れましたー!」とLINEが届いたので、安堵して、その場に残った同僚たちと呑み直したのでした。



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