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【仙台】(1/3)久しぶりの新幹線旅行。近場、お隣宮城・仙台とは言えど、やはり旅は楽しく酒は旨かった 2020年10月17日(土)−18日(日)
新型コロナ感染症拡大で旅行も何もできなくなった令和の時代。少しずつ世の中の人々がコロナがある生活に慣れ始めたころ、旅行を応援するキャンペーンが行われるようになり、それを使って久しぶりに家族旅行をしました。行き先は仙台、いい酒場で旨い酒と肴を楽しみました。
注)2020年10月の記事になります。
⚪️コロナになって初めての旅行へ
まったくもって、コロナ自粛が続く令和2年、こんな世の中になっているなんて、まったく予測できませんでした。
中学生のムスメの修学旅行も予定変更となり近場で済まされてしまい、消化不良のまま中学生活を終えてしまいそうになっていたので「遠出はともかく、GoToで仙台にでも家族旅行しようか」ということになりました。
旅行当日の土曜の正午前、バスに乗って自宅からJR盛岡駅へ向かい、駅地下フェザンの「エキチカバル」で、軽く呑みつつ昼食とし、新幹線の時間を待ちました。
こちら「エキチカバル」は、「CAT&DOG」「デキュスデヴァン」「KiKiZAKEYA」を展開する「山田酒店」の直営店で、「ビア&ヴルスト ベアレン」の閉店に伴い、同じ場所にオープンしたワインとビールの店です。
ビールは、アサヒの幻のビール「マルエフ」とベアレンの「シュバルツ」「かぼすラードラー」の呑み較べとします。「マルエフ」は初めて呑みましたが、すっきりした中に麦芽のコクがあり、なかなかな味わいです。ベアレンのビールはというと、言うまでもなく、いつもの流石の安定感です。
ツマミは「牛タンボイルステーキ」「秋刀魚と野菜のエスカベッシュ」とし、妻とムスメはキーマカレーを注文です。
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秋刀魚と野菜のエスカベッシュは、フライした秋刀魚とたっぷりのピクルスが盛り付けてあり、家族3人でつまむのに良い量でした。
妻とムスメが注文したキーマカレーはスパイス感十分ですが、辛さは程よく、野菜の旨みが出ている一皿でした。
牛タンのステーキは、ボイルしてあることもあって、ほろほろと柔らか。バルサミコとタルタルのアクセントが効いて、いい酒の肴でした。
⚪︎仙台駅東口「櫻井商店」で角打ち
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40分ぐらいで仙台駅に到着。すっかり寝入ってしまっていたところを、妻とムスメに起こされます。
妻とムスメは「PARCO」で買い物をするというので、わたしは一人、駅東口にある「櫻井商店」を訪れ、角打ちです。
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券売機はタッチパネル。角打ちとは思えない豊富なメニューに目移りしてしまいますが、「隠し酒500円」と仙台名物笹かまぼこを注文しました。
この日の笹かまぼこは、限定で吉次入りのものがあり、通常2枚で130円の笹かまが、限定だと1枚で130円ということのようでしたので、限定に弱いわたしは、当然限定の吉次入りにしてしまいます。
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日本酒は地元のものから、福島、長野、佐賀、大分とバランスよく揃っていまして、この日の隠し酒は福島「名倉山」の出品酒。おそらく鑑評会で金賞などを受賞した一本なのかなと推測して呑みました。
味わいはというと、しっかりとした腰がありますが決して重たくはなく、控えめですが品のある吟醸香が漂う、全体的に落ち着いたトーンの味わいといえました。
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吉次入り笹かまも限定というだけあって、130円ですがもっちり食感と魚の風味が心地良いものでした(しかもきちんと炙られていました)。
店内は小綺麗で、大型テレビも配置され、対応する店員も若い女性2人、そしてタッチパネルでの注文と、角打ちスタイルの洗練された進化系といったところでしょうか。
10月、秋の仙台、開け放たれた入り口から入り込む風がなんとも気持ち良く、ついつい長居したくなります。出発前に少し心配していた天気も持ちそうだし、盛岡よりずっと温かいし、そしてなにより仙台の夜を想像して、期待と喜びではちきれそうです。わたしは、軽い足取りで「櫻井商店」を後にし、この日泊まるホテルへ向かいました。
⚪︎「郷土酒亭 元祖 炉ばた」を再訪する
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宿は、仙台駅に隣接した「ホテルメトロポリタン仙台イースト」でしたが、新幹線改札からフロントまで徒歩数分と、なんとも便利な立地でした。
午後5時半過ぎにはホテルを出て国分町の方へ歩きます。わたしは仙台の夜の街に慣れていますが、妻とムスメは土地勘がないので、わたしが道案内しながら進みます。
20分ほど歩きますと、予約していた繁華街のど真ん中にある「郷土酒亭 元祖 炉ばた」の暖簾をくぐります。先客は一組2名で、どうやらこちらも着いたばかりのようで、品書きを熱心に覗き込んでいました。
サッポロ大瓶と生緑茶(ムスメ用)を注文すると、奴(やっこ)に山形のだしがかかったものと、大根おろしに筋子醤油漬けが乗せられたものが供されます。一見、地味で渋いですが、落ち着いた雰囲気の酒場には、こういうお通しがよく似合います。
こちら「元祖 炉ばた」は、昨年11月に一度訪れ、すっかり気に入ってしまい、再訪したいと願っていたところでした。そういえば、そのときはまだコロナが世間を騒がせてはいませんでした。
で、妻とムスメにも、この素晴らしい酒場の雰囲気を味ってもらいたいと考えていました。
後日ムスメは、「(今まで足を運んだ店の中で)『元祖 炉ばた』ほどしっくりくる店はなかった」と大絶賛していました。
(2/3へつづきます。)