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【函館】(1/5)最強深化、函館「大門」の酒場がすごすぎて感動して、ついつい呑み過ぎ一泊二日旅 2024年2月3日(土)-4日(日)
2019年12月以来、再び函館を訪れました。妻とムスメ、家族3人旅です。久々の函館(わたしとムスメは4年ぶりくらい、妻は20年ぶりくらい)、最高最強の鮮魚で舌鼓を打ちまくりたいと期待しつつ、真冬の函館を目指しました。
⚪︎函館朝市どんぶり横丁「茶夢」へまっしぐら
盛岡から新函館北斗駅まで新幹線でおよそ2時間、そこから函館ライナーに乗り換え函館駅を目指します。函館ライナーは、交通系IC使えないので、注意が必要ですね。函館駅には午前11時半ぐらいに到着し、函館朝市どんぶり横丁にある「朝市の味処 茶夢(ちゃむ)」へ一直線です。
なお、新幹線の中で、「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」の函館編を予習して、函館に乗り込んでおりました。こちらにも「茶夢」が登場しています。
さて、われら一家一同、早めに自宅で朝食をとっていましたので、すでに空腹の極限まで来ています。加えて、新幹線では缶ビールの一本すら呑んでいませんでしたので、喉が乾っからでした。
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2019年以来の「茶夢」は、変わらず元気ににぎわっていました。
こんにちはーー、と店内に進むと3人で座れるテーブル席に空きはなく、「カウンターでいいですか?」と聞かれたので、もちろんもちろん、カウンター最高です、と3人でカウンター席に腰を下ろします。
⚪︎さっそく「サッポロクラシック」中瓶を呑みます
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妻は「いさりび丼」、ムスメは「毛ガニ汁」、わたしは「おまかせ刺身三点盛り」と、そしてもちろん「サッポロ クラシック」中瓶です。
妻と自分のグラスにビールを注いで、ぐいーっと一気に呑み干します。あー、もう最高です。旨すぎです。函館さいこーでーーす。
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そして、「茶夢」といえばこれです。たくさんの小皿料理。注文するともれなく付いてきますので、知らずに海鮮丼だけ食べに入って、いきなり目の前に並べられて度肝抜かれて、「えっ、えっ、ナニナニ??」と驚きの表情を見せる観光客もいます。
初見の妻もこの光景には驚き、「なにこれ、注文してないんじゃない? 食べていいの??」と言っていました。
そんな妻の様子を横目に、ムスメとわたしは勝手を知っているところですから、小皿料理に箸を伸ばします。で、今回の小皿の中では、白菜漬けとマグロの血合煮が特に旨かったです。
こうしていろいろつまんでいると、いつの間にか瓶ビールは空になっていました。不思議です(笑)
⚪︎酒場では、酒は常温冷やがいい、「国稀」いきます
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ってことで、早速日本酒でしょう。最北の酒蔵・増毛町の「国稀」を冷や(常温)で一合もらいます。くぴりと呑むと、これがしっかりとしたキレが男らしい酒です。
うーん、これぞ冷や(常温)でいきたい酒場の酒です。熱燗にしても、さぞや旨いでしょう。
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前回お邪魔したときに味見させてもらったとき、ものすごく旨くて驚かされた「いかわたのかす漬け」を注文です。
こいつがまた、酒によく合うのです。酒粕の旨みと甘みがいかわたのコクと相まって、深みのある味わいとなっています。で、かなりマイルドです。
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妻が食べている毛ガニとイクラとイカが乗った「いさりび丼」を少しもらいます。イカがしゃきしゃきでもうたまりません。
続いてムスメの「毛ガニ汁」を一口もらうと、毛ガニの旨みが溶け込んだ汁が甘くて深くて、そして体が温まります。
わたしが初めに注文した「刺身三点盛り」は、マグロ、甘エビ、ホタテ、アジの四点盛りにサービスしてもらっていて(ありがたいっす)、こちらも3人で分けて食べます。ホタテの鮮度が抜群で、「もう函館でしかホタテは食べられない」とムスメが話したくらい、格別な味わいでした。
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続いて旭川の地酒「男山」は、淡麗でよりすっきり。これもまた冷や(常温)でいただきますが、こちらもぬる燗に良さそうです。
後から入ってきた男性ソロ客は常連らしく、店員と挨拶を交わしながらカウンター席に座ると、すぐさま「男山熱燗2合ネ」と注文。
常連だからでしょうか、小皿料理もちょっとだけグレードが高いようにも見えました。男性客は供された熱燗をすいすいと旨そうに呑んでいました。
いや、誤解がないように補足しますが、常連客が優遇されるのは別に普通のことなので、いいと思います。というか、それこそが酒場の光景のひとつとしてあっていいと思います。全然OKっす。
その男性客は、わたしが「筋子と鱈子のハーフ&ハーフ」をつまみに「男山」を一合空ける間に、「ふぃぃぃ〜」と息を漏らしながら、旨そうに4合ほど呑んでいました。豪快な呑みっぷりの常連客でした。
こういうところも、多少サービス受けるのも、当然の権利はあるかと思います。まあ、最終判断は店側に決定権がありますが。
さて、小一時間ほどかけて昼食呑みを終えます。店の外では入店を待つ客が列をなしています。その列の脇を抜け、朝市を眺めてまわります。
一軒の乾物店に寄り、なかなか口にすることがない、むかわ町の本シシャモ、氷の下の魚と書くコマイ(氷下魚)、そして北海道を発展させる原動力となった魚であるニシンの干物を購入しました。
そこのご主人と息子さんらしき男性と、漁の話とか景気の話とか天気の話とか、まあ、世間話をしました。
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で、試しにということで、「あ、あの、キュウリって魚獲れてますか?」とご主人に尋ねてみました。
するとご主人、「ん? キュウリ? 野菜の??」と思い当たらない様子でした。しかし息子さんらしく男性の方は、「キュウリ? あ、あのワカサギに似た魚ですか?」と言うではないですか。
あ、そうそう、そうなんですが、どこかで買えます? と息子さんらしく男性に聞くと、「うーーん、ちょっとどうかなあ、、、」とのことでした。
ということで、キュウリの謎はまだまだ解けません。みなさん、本当ですよ(笑)
(2/5へつづきます。)