馬と歩く
昨日10/16は午前から鎌倉稽古会。
新たな場所での開催は2度目で、有り難いことに毎回盛況である。主催の方や参加者も皆熱心に動きや話を聞いて下さり、こちらも熱が入る。そして、稽古を続けてこういう変化がありましたとか、こういう発見がありましたと報告して頂くので、嬉しくもあり学びとなっている。
鎌倉稽古会、次回は11/13、12/11開催。
ご縁のある方はどうぞ。
そして午後からは、とあるご縁を頂き馬を引かせて頂く機会を得る。馬と古武術的なもので何か出来ないかと提案企画して頂いたのが始まり。私自身。馬には興味があり近所の牧場でも馬をよく見ていたが、実際に触れるのは恐らく初めてだと思う。
大きさに圧倒。
緊張。
いつでも未体験は怖くもあり愉しくもあり新鮮だ。
武術をやっているという流れで、何も言わないので馬とお散歩して下さいと無茶振り(笑)をうける。
歩く。
馬が草を喰む。
行きたい方向に行かせようとする。
いう事を聞いてくれない。
はじめは面白いように馬が主体でされるがまま。
なんとか進路を戻して散歩する。
歩く。
横後方を歩いているが、ずっと馬に見られている。
馬は350度の視界があるらしい。
その眼を見つめながら心で語りかける。
「よろしくな」
しばらくは歩調が合い快適な状態に。
途中曲がる場所になるとまた道路脇にある草を喰む。
今度は馬の間合いを感じて草を喰んだ瞬間に持っているリードを引く。
そうすると馬は素直に方向転換をしてくれた。
その後も草を喰む、進路を戻すとやり取りは続きながらもいつの間にか馬との距離は縮んでいた。
馬はどう感じたかはわからない。
ただ、間合いや触れ方、接し方が変わっていったのは確かだ。
飼い主の方の計らいで、本当に散歩中は馬と淡々と接し、語らうことができた。
最後にお礼を言って帰る。
貴重なはじめの一歩。
ご縁を頂いたことに心より感謝です。
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