~まちづくりは戦略人事その1~「企業の人材採用」と「地域の移住施策」の共通点とは?
「旅を通じて、豊かな人生と企業の成長を考える」
こんにちは旅する人事ノブです。
30歳までに3人の子どもを授かり、31歳より人事フリーランスとして働き始めて13年目。
30代は仕事、子育て、幼稚園の保護者会会長や小学校PTA会長などの地域活動など、また、子どもができてから「都市部」にはない「地方」の資源に関心を持ち始め、人口減少がすすむ自治体の農村ボランティアに10年以上関わり2拠点生活も始めました。
その延長線上で2023年4月に大阪市内→兵庫県丹波篠山市へ移住した移住者でもあります。
そんな私が「WORK(人事の仕事)」×「LIFE(移住・2拠点生活)」×「SOCIAL(地域活動)」の3つのリアルな実践経験から気づいたこと。
それは、
「企業の人材採用」と「地域の移住施策」って同じじゃね?
ということで、思わぬ共通点を見つけたのでシェアします。
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企業の人材採用と地域の移住施策の共通点は?
「企業の人材採用」と「地域の移住施策」には、多くの共通点があることに気づきました。
「旅する人事」として、全国各地の中小企業を訪問しながら、各地域の独自性ある文化や地域の特色にも触れてきました。
「企業の人材採用」と「地域の移住施策」
共通するGOAL、それは「人材の獲得と定着」です。
その対象となる人材は、
「今よりも豊かな人生を過ごしたいと考え、職場・地域を探している旅人」です。
そんな旅人と出会い、長期的な関係を築くことが共通するGOALではないでしょうか?
以下簡単に、その共通点と効果的なアプローチを分かりやすく表にしてみました。
「企業の人材採用」と「地域の移住施策」の具体的な例を挙げると以下のようになります。
他者にはない独自性のアピール
企業:他社にはない、自社の独自の技術や人事制度、福利厚生や企業文化をPRした採用活動
地域:他の地域にはない特産品や伝統工芸を通じて地域の独自性をPRした移住キャンペーン
魅力的な体験の提供
企業:職場見学会やインターンシップを通じた企業の魅力体験
地域:特産品の試食や伝統工芸品の制作体験を通じた地域の魅力体験
ターゲットへの訴求
企業:自社の製品や技術、人事制度に関心がありそうな人材への効果的なアプローチ
地域:特産品や伝統工芸品に興味がありそうな人材への効果的なアプローチ
ブランディング効果
企業:独自の製品や技術、ユニークな人事制度を通じた企業ブランドの強化
地域:特産品や伝統工芸品、豊かなライフスタイル等を通じた地域ブランドの確立
長期的な関係構築
企業:自社の製品や技術、人事制度や企業風土への興味を通じた長期的な人材確保と定着フォローの仕組み
地域:特産品や伝統工芸品、就農などの担い手育成を通じた継続的な地域との関わりと定住サポートの仕組み
このように、企業が自社の強みを活かして人材を惹きつける採用活動は、地域の特色を活かした移住施策と多くの共通点を持っています。
次回は、
「 まちづくりにおいて戦略人事はどのような役割を果たすのか?」
についてお伝えしていきたいと思います。