【レポート】「感情マネジメント講座」in早春の「和紙の里」 (by山村ソウタ)
ジブリッシュ認定インストラクター/ソーラーこと山村ソウタです。
今回、埼玉県秩父郡小川町にある「和紙の里」で開催された感情マネジメント講座(2日間)に参加してきましたので、その様子をレポートします。
和紙の里
http://www.higashichichibu.jp/hosokawashi/washinosato
【全員集合!】
今回は全国津々浦々から13名の参加者が集まりました。
はるばる青森や静岡からの参加者も(すごい!)
【講座スタート】
最初は各自の「チェックイン」からスタート。
「チェックイン」とは、講座や会議におけるアイスブレイクの一つで、簡単な自己紹介や今の気分を参加者が順番に話していく手法のこと。
ここでのルールは
①拍手はしない
②ウソはつかない
③正直に話す
というもの。
「拍手をしない」って意外じゃないですか?
なぜ拍手はしないかというと、拍手することが前提にあることで、人は“良いことを言わなければならない“というプレッシャーを感じてしまうからです。
拍手をしないことで「どんな発言しても大丈夫」とハードルを下げる目的があります。とはいえ、人間の習性は恐ろしいもので、条件反射的に拍手したくなっちゃいます(笑)
【1日目午前:ジブリッシュの趣旨・目的】
ノビーの言葉で印象に残っていること。
それは、ジブリッシュを活用できるようになるということは、インターネットの世界でいうOS(例えばWindowsやMAC)を載せ替えちゃうほどの効果があるとのこと。
なにせ日常の中で、これがなくしては生きていけないとさえ思われる「言葉」を使わないのですから。それくらいジブリッシュは非日常で、非常識で、そして画期的💡なツールなのです。
【1日目午後:感情表現(驚き・恥じらい・怒り)】
講座の途中、会場から外に出て、自然のものとしばらくジブリッシュと対話するというワークがありました。僕は今回4回目の参加になりますが、今までどうもこのワークが苦手で対話に全然身が入らなかったのです。
ところが今回は、冬の寒い時期を通して出てきた若葉の美しさ・たくましさに見惚れてしまい、勇気さえもらったようで、その場から離れるのが愛おしいほどでした。
【2日目午前:感情表現(悲しみ・喜び)】
江戸時代の末期のペリーの黒船来航は誰もが知る話。この時期から世界中から外国人がやってきたわけですが、彼ら外国人にとっての日本人の印象ってどんな風だったと思いますか!?
なんと!「笑い上戸で心の底まで陽気である」「子供のように笑い始めたとなると理由もなく笑い続けるのである」というのが当時の著書の数々に残っているそうです。たった150年前のことですが、今の僕らからすると信じられないですよね。でも僕らのご先祖さまはそうだったのです。
【2日目午後:リミッターを外す/セルフコンパッション】
「リミッターを外す」のワークは2日間の研修の総仕上げとも言えます。
2日かけて深めていった様々な感情表現をジブリッシュで吐き出し、自分の思い込みや常識という鎧を脱ぎ、ありのままの自分を表現します。
リミッターを外すためのキーワードは「アホ!」
「狂喜乱舞」という言葉がありますが、字の如く、狂い喜び乱れ舞うのです。
2日目にもなると、たとえ初めて会った者同士でも家族や親友同士になります。(毎回必ずそうなります!)今回の参加者は20代から70代と幅広かったのですが、世代を超え、たった2日で心と心の距離が一気に縮まりました。
【2日間の研修を終えて】
僕が印象に残っているひとりの参加者の感想に「子供の頃に思いっきり遊んだ時の感覚を思い出した」というのがありました。この男性、推定年齢60代。全人類とは言えないまでも、誰もが子供の頃は感性に任せて無邪気に遊んでいたわけです。面白かったらギャハハと笑い、ムカついたら絶叫し、悲しかったら人目をはばからずに泣く。周りの人たちに気を遣うまでもなく、ありのままの自分を出していたわけですね。
それが大人になるにつれて、言葉を覚えると同時に、理性や知性、分別の力を身につけ、その結果、感情を押し殺したり、感情の気持ちすら湧かなくなったりする人が増えているのが今の世の中。何だか寂しくないですか。大人だって無邪気にはしゃいでもいい。感情を爆発させてもいいと僕は思うのです。
ただ、その感情を言葉で表現するから問題になってしまう。
だからジブリッシュで吐き出すのが有効なのです。
敢えて「言葉を使わない」という非日常の体験・価値を味わってみませんか?
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