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上海の「排队(=行列)王」に行ってきた

行列ができることで有名なレストランへ行ってきた。
【胡麻】というお店で、ジャンルは創作中華になるのだろうか。
ここは、SNSなどの口コミを見ても、開店前から並んだ話や、とにかく行列が長かった話などが書かれていたため、ブームが去って落ち着いてから行こうと以前から考えていた。その店が最近、番号札制を導入したためダフ屋からチケットを買わないでね、といった趣旨の発表を行ったのを見つけた。
待ち時間が長くても、その場で立って並ばなくてもいいのであればと思い、ようやく行く決心がついた。口コミでは、「排队(=行列)王」「休日では3時間は待つ」などと書かれていたため、平日であれば2時間程度の待ち時間ではないかと予想し、17時前に番号札を取った。
結論をお伝えすると、実際に店舗に入ることができたのは3時間半後だった。
閉店時間は21時。注文をして料理が席に到着するとすぐにラストオーダーの案内がされた。私が番号札を発券してすぐに発券は中止されたのではないかと思う。無事に食べることができてよかった。
味は、おいしかった。これまで食べたことがない味付けもあり、表現が難しい。辛いものはそこそこ辛いが、食べることができないほどではない。口の中が辛くてもまだ食べたくなるようなおいしさだった。ウイグル料理の羊肉串にかかっているスパイスのようなサイゼリアのラム串焼き(アロスティチーニ)についてきたスパイスのようなものがかかった料理もあった。(例:しいたけ)メニューはそれほど多くないが、麺もご飯もおいしかった。ただ、待ち時間が長いので、思い立って食べに行くことは困難だ。そこが欠点だろう。
三時間以上でも待てるという方は、受付番号を取ってから遊びに行くといいだろう。ただし、自分の番号が近づくと店員さんから電話がかかってくるので、観光で上海に遊びに来られている方などで、中国での電話番号を持っていない方は少し難しいかもしれない。電話の内容は、恥ずかしながら私の中国語リスニング量では聞き取れなかったが、「いるかいらないか」を聞かれたので、座席のことだろうと想像し、「いる」と答えた。お近くに住まれている方や、お近くのホテルに滞在されている方であれば、テイクアウトを利用するのもいいのではないかと思う。待ち時間は長いが、料理が提供されるまでの時間は早かった。実際にテイクアウトを利用された方の口コミを見ても待ち時間は10分程度とあった。
ペーパレスで紙のメニューはないと案内されたので、スマホでWeChatなどの事前準備は必要と思われる。店員の方は、たまたまかもしれないが英語を話せる方がいて、英語で案内してくださった。
嫌な事件のニュースも続いているが、親切な方に助けていただいて、今私は上海で生活ができているのだなと感じる。
 
店名:胡麻(静安嘉里店)
場所:地下鉄・静安寺站6号口から420m

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