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バリ島9つの観光エリア_空港/クタ/レギャン 《Balisick_超私的バリ島ガイドBOOK #6》

前回はインドネシアとバリ島の位置、そしてバリ島がインドネシアの他の島々とは趣がだいぶ異なる島であることを書いたので、今回は、バリ島の全体像を見ながらのエリア紹介!

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こちらは自作の地図、題して【バリ島の全体が ざっくりわかるよMAP】。
パワポで作っていたら、なんだか楽しくなってきて、寺院と山のマーク、イルカ、猿、魚のイラストまで自分で手描きしてみた。イルカと猿の完成度に比して、魚の手抜き感が目立つけど、私はイラストレーターでもデザイナーでもないので、このくらいでご容赦を。

バリ島は、なんとも言葉で表現しにくい形状である。でも、よーく見てみると扇子とかイチョウの葉っぱに近いのだろうか。



まずは、この島の空の出入り口から。

デンパサール国際空港

現地名称は、ン・グラライ国際空港。島の南部にあり、ちょうど、くびれ部分に位置する。(上のMAPでご確認を!)

開港はオランダ統治時代の1931年。 ”ン・グラライ”は、インドネシア独立戦争✴️時の英雄、グスティ・ングラライに由来する。ちなみに空港がある土地はデンパサール市ではなく、バドゥン県クタ郡になる。成田空港が千葉県なのに、東京国際空港と呼ばれているのと一緒かと。州都であるデンパサール市は、空港の右上のエリア。


こんなに近代的になっているなんて、驚いた。日本の空港より華やか!


荷物をピックアップして出てきたところ。開放的で南国らしい雰囲気


デンパサール空港は、2013年に建て替えられ、すっかり近代的な空港ターミナルになっている。私が毎年のように遊びに行っていた頃(1990年代の終わりから2011年ごろまで)は、ローカル感あふれる古めかしい空港だった。あの雰囲気も好きだったなあ。

昔の搭乗ゲート前の待合所。26年前、
帰国は深夜便、遊び疲れて眠かったのだと思う。



✴️インドネシア独立戦争
太平洋戦争中、この地をオランダから奪い取り占領していた日本が1945年に降伏。インドネシアが独立しようとするも、旧宗主国であるオランダが再び植民地化しようとして始まったのが、インドネシア独立戦争である。1945年8月17日から1949年12月27日まで。


続いてバリ島内の主要観光エリア。
これらの地名を押さえていれば、充分!
まず、西側のビーチエリアから。
上のMAPで位置を確認しながら、お読みくださいね。


クタ

バリ島で観光地として、一番最初に栄えたエリア

空港から最も近い繁華街であり、ビーチリゾート。クタの上(北)にあるレギャンもそうだが、カフェやレストラン、ショップ、土産物店、ホテルやゲストハウスなどの宿泊施設が密集。ナイトスポットも多く、夜遅くまで賑わっている。『クタ・スクエア』『ビーチウォーク』『ディスカバリー』など、大型ショッピングモールもあるし、海では、いろいろなビーチアクティビティが楽しめるとあって、とても便利な街である。

私も初めての渡バリの際、クタでバナナボートやパラセーリングにチャレンジ。わーきゃー言いながらはしゃぎ、とても楽しかったのを覚えている。しかしその一方で、“マッサージするよ~””三つ編み(コーンロウ)するよ~”といった物売りの女性たちやビーチボーイらの声かけが鬱陶しくて、私はその時以来、クタには行っていない。1度ぐらいは行ってみる価値はあると思うけれど、静かに過ごしたい人には向かないかもしれない。



レギャン

クタの北に広がるエリア。クタより少し落ち着いた雰囲気

クタの次に開発されたエリアで、このあたりもたくさんのレストランやカフェ、ショップ、お土産物屋などがあり、夜まで賑わう。
美しいサンセットをのんびり観たいなら、レギャン周辺から北のビーチがおすすめ。(次の記事で紹介する南部ジンバランビーチで、シーフードBBQを楽しみながらの夕日鑑賞というのもあり!)
クタとレギャンはサーフポイントとしても人気がある。

バリ島に初めて来た人は必ずと言っていいほど、このクタ&レギャンエリアを訪れる。そしてバリニーズ(バリ人)の若い男の子たちは、皆、日本人の女の子が大好き(可愛くて優しそうに見えるらしい)。だからビーチエリアでは特に、若い日本人女性は彼らから "kawaiiねー、どこから来ましたかー?”などとよく声をかけられる。中年の域に入ってしまった私には、もうそんな声もかからないけれど(笑)、クタやレギャンは、若い頃にバリに行ったことのある私と同世代の女性たちにとってはそんな思い出ももれなく付いてくる街である。


ワタシがBaliを好きなワケ #1

食においても、バリ島は天国!
ローカルごはんから世界各国の料理、
オーガニックやヴィーガン、ハラルまで。
高い水準でさまざまな食が楽しめる


バリ島は、昔からいろんな国の舌の肥えた人たちがヴァケーションとして訪れてきた土地なので、バリにいながら、世界各国の料理が食べられ(もちろん日本食も)、しかも美味しいお店がほんとうに多い。
また欧米の観光客はナチュラル志向の人も多いから、どのエリアにもオーガニックのカフェやレストランが存在。さらには他島出身のインドネシア人のためのハラル*料理(=イスラム教徒のための食事)店もあるので、健康志向の食事に困らないのも大きな魅力だ。
ローカル(地元)ワルンのインドネシア料理に飽きても、選択肢がたくさんあるのはうれしい。そして欧米のレストランやカフェにおいても、日本で食べるより、まだまだ安く食べられるから、円安に苦しむ日本人にとって、やっぱりバリは天国なのである。

*ハラル(ハラール)
イスラム語で「許されている」の意。イスラム教の戒律で食べることが許されている食材や食品を指す言葉。対義語はハラム(禁止されているの意)。
飲食を禁止されている主なものとしてアルコールと豚肉(豚肉を使用した加工品も含む)が挙げられるが、禁止されていない牛や鶏の肉でも、屠殺や血抜き、加工の仕方において厳密なルールがあり、それに則っていないものは食べてはいけないとされている。
また、ハラル料理店の中にはヴィーガン動物性食材不使用)メニューを用意しているところもあるので、イスラム教の人々だけでなく、ヴィーガンの人たち(完全菜食主義者。動物性の食事を摂らない)もハラル料理のお店を利用している。

my original text


次回のエリア紹介は、スミニャック、チャングーです。
お楽しみに。


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