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これだけ押さえておけばOK! バリ島9つの観光エリア/ジンバラン 《Balisick_超私的バリ島ガイドBOOK⑦》

バリ島って、海でマリンスポーツして、美しいサンセット見て、ウブドでお寺を見て、モンキーフォレスト行って、棚田見て、大きなブランコに乗って、おしゃれなカフェと美味しいワルン(食堂)に行って、かわいい雑貨をお土産に買って、はい、おしまい!じゃ、もったいないところなんです。バリの奥深さに気づいてしまうと、さあ、大変! きっとリピートせずにはいられなくなる。

2024年に13年ぶり、9回目のバリ島旅行に出かけ、見事にバリシックをぶり返しているクラニオセラピストの私が、普通のガイドブックには掘りさげて書かれていないバリのちょっと深イイところや、これを事前に知っておいてから旅立つとイイよということを、イチから文字で語って案内していく連載です。



バリ島の主要観光エリアをざっくりご紹介中。前回は西海岸のビーチリゾート<クタ・レギャン・スミニャック・チャングー>(空港の北側)でしたが、今回は、同じ西海岸でデンパサール空港の南側エリアをご紹介していきます。


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私がパワポで自作した、題して【バリ島の全体がざっくりわかるよMAP】で位置を確認しながら、お読みくださいませ。


まずはデンパサール空港のすぐ下のエリア、

  • ジンバラン

    ジンバランといえば、サンセットを見ながらのイカンバカール(シーフードBBQ)

    バリ島南部、バドゥン半島の付け根(西側)にあるリゾート地で、デンパサール空港のすぐ下(南)のエリア。昔から漁村として栄え、海岸沿いには、たくさんのシーフードレストランが軒を連ねている。ここで美しいサンセットを眺めながら、シーフードBBQ(インドネシア語で「イカンバカール」。イカンは魚、バカールは焼く)を楽しむのは、バリ観光の定番中の定番!
    バリの海は空港より南へ行くほど青さが増すので、クタ、レギャン、スミニャックなどの空港以北の海に満足できなかった人は、ジンバラン以南の海へ行くのがおすすめ。


夕日待ちの人々。バリニーズも各国の観光客も、夕刻になると皆、こぞってビーチへやってくる


こんな夕日を眺めながらのシーフードディナー、最高すぎるから、ぜひ一度は体験してほしい



私のバリ滞在記2024②

まさかの遅刻で大失態。

友人夫妻とジンバランのビーチで
夕日を眺めながらのシーフードBBQ

滞在2日目の午後、スミニャックのビーチカフェ『MANO BEACH HOUSE』で、のんびりビンタンビール✴️を飲みながら、あー、ここ、最高だなー、なんて、まったりしていたら、スマホにSさんからLINEメッセージが入る。"私たち、もう現地に着いていると思うのですが、どのお店か、ちょっとわからなくて” と。”あれ?もう着いてるの? 早いな ”と思ったと同時に、”待てよ”と思う。バリ時間に直したつもりのスマホの時計が、日本時間のままだったことに気づき、途端に心臓が大きく脈を打つ。まずい!! (ちなみに日本とインドネシアの時差は1時間)

”すみません!時計が日本時間のままで、間違えてました。いまから急いで向かいます!”と打って送信ボタンを押しながら、おもむろに立ち上がる。まだ半分しか空けていないビールに後ろ髪を引かれながら会計を済ませ、大急ぎでGrabアプリでバイクタクシーを呼ぶ。

走り始めてから、揺れるバイクの後部座席であらためてGoogleマップを確認すると、スミニャックからジンバランまでは思ったよりも距離があり(空港の向こうなんだから、そりゃ、そうだ)、さらに焦る。 “まだ、こんなところか。半分も来てないよ……” と思っていたところに、こちらの事情を知る由もない運転手のお兄さんが、ガソリンスタンドでトイレに行かせてほしいと言ってきた。ダメとは言えぬ。まさかの途中休憩。しかしバイクの硬いシートに座り続けてお尻が痛くなっていたから、しばし痛みから解放されて助かった。

バリの幹線道路をバイクで走りながら、“クルマがガンガン走る道、そしてこんな距離。クルマに乗るべきだった…… ” と後悔。事故に遭ったら、命も危ういかもしれないと最悪の事態まで想像して緊張感MAXに。

その後、私を運ぶバイクはクルマの合間をするするすり抜け(相当スリル満点だったけど)、ジンバランのレストランにわりあいスムーズに到着。クルマは流れているものの渋滞気味ではあったから、バイクだったことが功を奏したようだ。無傷でよかった!!(少々、大袈裟)と安堵しつつ、急いでご夫妻の待つ浜辺へ。

先にビンタンビールを飲んでほろ酔いのお二人に平謝り。25分の大遅刻だ。"ユキコさん!大丈夫ですよー、気にしないでください! 会えて良かったですよう!”と、やさしく笑顔で迎えてくれた。

何事もあくせくせずにのんびりと、が、バリの人々の哲学だから、郷に入っては郷に従えで、私たち観光客も、これくらい大差ないよといった心持ちで過ごすのがいいのかもしれないが、とはいえ、やっぱり、私は日本人。ミンタマ〜フ!!なのであった。(インドネシア語で「ごめんなさい」。下のインドネシア語コーナーで解説しています)

ジンバランのビーチで多くの観光客が楽しむ、夕日を観ながらのシーフードBBQ。初めての渡バリの際(26年前)、昼間に連れてきてもらったことはあったが、夜は初めての体験。そして、ご一緒した友人夫妻は、熊本から初めてのバリ旅行。ここでのディナーをおすすめしたのも私だ。頭にドがつくほどのバリ観光定番コース。しかしこれが、侮れないのである。

毎日夕方になると、砂浜にテーブルと椅子がズラリと並べられ、次第に人が集まってくる。そして、大勢の人たちがビンタンビール✴️を片手に、これから目の前で繰り広げられる大パノラマショーをワクワクしながら待ち侘びている。なんだかこの光景だけでも、ぐっと来てしまう。

料理と飲み物をオーダーし、程なくして、料理のセットが運ばれてくる。ビンタンビールを飲みながら、3人とも上機嫌であれやこれや語らう。炭火で焼いてサンバルソースで味付けされた魚やら貝やら海老やらカニを、美味しい、美味しい、でもソースの味付けがもうちょっと控えめでもいいけどね、なんて言いながら次々にほおばっていると、しだいに空が赤みを帯びてきた。若干、雲も出ていたので、今日は綺麗に見えるだろうかと心配していたが、太陽が水平線に近づくと、雲が晴れて、オレンジの光の量がみるみる増していった。

砂浜の上、目の前は海。波の音をBGMに、夕日が世界を真っ赤に染めていくのを3人で、"わー、すごい!ほんとうにすごい!” と何度も何度も感動のため息をつきながら、ずっと眺めていた。

サンセット劇場の帳(とばり)が下りると、今度は右手にデンパサール空港の夜景が見えてくる。離発着する飛行機の光を眺めながら、ディナータイムはまだまだ続くのである。

ご夫妻にはご迷惑をおかけしてしまったけれど、予定調和の旅なんて、やっぱり、つまらない。旅の失敗こそが、私たちの思い出を色濃くしてくれるのだ。

✴️ビンタンビール
バリで最もポピュラーなビール。ピルスナータイプの爽やかですっきりとした飲み口が特徴。「ビンタン」とはインドネシア語で「星」の意。ビジュアルは、下の写真を参照。


今年2025年はチャングーに滞在しながら、近くのビーチクラブ(あまり騒がしくなさそうなところを見つけてある)やタナ・ロット寺院でのんびり夕日を眺めようと考えている。

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バリに来たら、やっぱりビンタンビール


私たちが行ったのは、ビーチの南の方にある『ワルン ジンバラン ガーデン』。
これにスイカが付いて2,500円のセット(ビール代は別)、3人でちょうどいい量だった。
どこも似たような内容だと思うが、とにかくたくさんのお店があるので、
Google マップのクチコミを参考に選ぶと良いかも



バリで使ったら、旅がもっと楽しい!
カンタン!カワイイ!インドネシア語 ②

インドネシア語はローマ字表記で、単語そのものが、なんだかかわいくて覚えやすいのが特徴です。そして発音についても、ローマ字をそのまま読めば、だいたい通じるので、旅行者にはありがたい言語かも。
ぜひひとつでもふたつでも覚えて、現地で使ってみてくださいね。
バリニーズの皆さんとのコミュニケーションが、より楽しくなるはず!

今回は、あやまるときの言葉とその返答です。

ミンタマーフ Minta maaf ごめんなさい(より丁寧な言い方)
あるいは
マーフ Maaf(短縮形。カジュアルな言い方)


minta
(動詞)頼む、お願いする、要求する、願う
maaf
(名詞)許し、容赦

それに対して相手は、

ティダッ アパアパ Tidak  apa-apa 気にしないで、大丈夫だよ、問題ありません

tidak
(副詞:否定辞)〜でない
apa
(名詞)何  →apa apa と2つ重ねると「何も」の意味となる。

または

サマサマ Sama sama 気にしないで、大丈夫だよ、問題ありません、どういたしまして

と返答します。

ちなみに、Sama samaのほうは、「Terima kasi テリマカシ(ありがとうの意)」の返答としても使います。

sama
(形容詞)同じ →sama sama と2つ重ねて、「私も同じ気持ち/おたがいさま」というニュアンスから「どういたしまして」の意味となる。

Sama samaのほうが、簡単で覚えやすいかも。

たとえば、こんなシチュエーションで。
お店のスタッフに「Minta maaf」とあやまられた時、笑顔で「Tidak apa-apa〜」や「Sama sama〜」と言ってあげる。

サマサマ〜って、おおらかさが感じられる言葉ですよね。沖縄の「なんくるないさ〜」や、宮崎や鹿児島の「てげてげ」に近い感覚かも。

my original text


思いの外、長くなってしまったので、この記事はここまでにします。
次回はウルワツ、ヌサドゥア、サヌールの紹介へ。



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