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ネパールひとり旅『神がくれたヴェルタースオリジナル』

2020年1月 ネパール旅行記 Vol.10 

オーストラリアンキャンプを後に、山を歩く。
美しい。とにかく美しい。何度もため息が出て、何度も折り返して、この風景を独り占めする。
神の存在を近くに感じる。
あまりの神々しさに全身を打たれて、『こんな風景が独り占めできる自分は、もしかして特別な存在?』と勘違いしてしまう。

青空とヒマラヤと森の緑のコントラスト。
こんな風景独り占めしたら、オレって"特別な存在"?って思っちゃうのも禁じ得ないべ。

標高2200m地点へ1800mからのスタートするという、たった400mのハイキングであったが、この景色を眼前に『世界はオレのもの!』と鼻血が出るほど興奮している。

神々しい…。

感激して誰かに伝いたいんだけど、誰もいないからただただ己の鼻息が荒くなる。

銀でコーティングされた硬くて上品なチョコレートみたいで齧り付きたくなる。
ギミギミーヒマラヤチョコレート。

1月のネパール訪問は暖房のない空間との闘いであるが、この澄み渡った空とヒマラヤとの神々しいコントラストを堪能できるなら、その対価を払う価値はじゅにぶんにありだ。

毎日天気いいし。

虫もいない。

そういえば、必ずしも良好とは言えないトイレ事情の割に、耐え難い匂いもあまりしない。

ダルバートはどこでもうまい。

食当たりなし。

綺麗なブルーの小屋

↑ここで飲んだマサラティーが最高に美味しかった。

最初店主はおらず、小さな男の子が手作りっぽい木製のケージの中で遊んでいた。
程なくしてパパ登場。

中もブルー。ネパールの暦は98日の次が29日。

パパはキッチンで丁寧にお茶を入れてくれる。何やら切り刻んでる音もする。生姜かな?

裏手に小学校らしき施設。キッズが元気いっぱいに走っていた。

ピリリとスパイスと効いたマサラティーは70ルピー也。セブンティー言われて170ルピーと勘違いして『お、ちょい高いな』と一瞬ひるんだが、いやそれ以上の価値あった!と思い直し素直に支払った。
そしてすっと100ルピー返された。
70だって言ってんだろ、とでもいいだけな顔で。

絶対にまた訪れたい。

ハバナイストリップと送り出された。
イエスセンキューシーユー!と返した。シーユーまたねー!






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