ネパールひとり旅『ヒンドゥーの法事で坊主丸儲け、やめたいけどやめられない話、他』
2020年1月 ネパール旅行記 Vol.16
エベレスト・ティー・ショップで知り合ったダスさんに誘っていただき、自宅で行われた法事にお邪魔する。
午前に法要を済ませ(見逃した!)午後からはお食事会。
男性陣が大きな鍋でダルスープをこさえていて、あたりにはいい匂いが漂っている。
ここにヒンドゥーのお坊さん登場。ヒンドゥーの坊さんってゆーからシバ神みたいなのを想像してたけど、なんてことはない、酒屋の二代目と言った風情。
酒屋の若頭は、所作をわきまえている。
口は出すが何もしない。
だって一番偉いから。
ダスさんは、こんなしちめんどうくさくて坊主丸儲けのヒンドゥー教など早くやめたいと嘆いている。
しかしそんなことは、信心深いうるさがたの姉たちが許さない。
ヒンドゥーのお葬式では、家長となる男子が頭を丸め、褌一丁のような半裸の状態で、近くの川まで歩かされるらしい。今回の葬儀では、ダスさんがその役を担わされたと。
寒いわ、丸坊主にされるわ、金は取られるわで、ふんとにもうヒンドゥーやんだ!とダスさんは嘆いてる。
でもそんなことはうるさがたの姉たちがぜっっったいに許さない!
うちも義父の葬儀の際、生臭坊主に旦那がキレてましたわ。
似たような話はどこにでもありますな、、。
私も席に座ってご馳走をいただく。もちろん右手で。楽しい!
こぼすけど楽しい!
ヒンドゥーの慣しか、親戚一同皆お見合い結婚。しかも当日まで顔は見られないと言うスリル婚から各々家庭を築いているとのこと。
中には、結婚当日に『やめてもいいんだよ?』と親が泣きながら心配するほどの縁組もあったそうで、『それでも彼は結婚したんだ』てなこともあったそうな。
ダスさんも例外ではなく、顔を知らずに結婚したとのこと。
その奥様とのツーショット。奥様は可愛らしくて元気いっぱい!身振り手振りでたくさん話をしたし、みんなにとても可愛がられているのが伝わってきた。
何よりとても幸せそう!
お姉さま達は賑やかにお喋りしながら、私にもよく話しかけてくれた。
全部ネワール語だし、ジェスチャーにも違いがあるからなかなか難しいんだけど、とても温かい時間だった。
ピアスの穴開けてるなら着けなさいよーなんて女の嗜みを教わったりね。
ラー:手
トティ:足
クワァ:暖かい
パム:寒い
手や足をさすってもらいながら教わったネワールの言葉。
あと
サー:美味しい
も!
入れ替わり立ち替わり、多くの人が訪れる。
総勢80人くらいとのこと。
ネパールの平均寿命は現在65歳、だったかな?20年前は40代で、10年毎に10歳くらいずつ伸びてきているらしい。
みんな末長く、お喋りに花を咲かせていられますように。。
愛を込めて。