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カタコンブの夜①~地下パーティーに招待された~

大分すぎてしまいましたが、ハロウィンに面白いパーティーに誘われました。

ハロウィン当日のお昼ごろ、予定がなかったのでオペラエリアをぶらぶらしていた所、パートナーの仕事仲間からハロウィンパーティーのお誘いが。

↑雨の日のパリもまた良い。


どうやら地下で開かれるパーティーで、観光名所で有名な地下墓地『カタコンブ』周辺でやるパーティーらしい。。


カタコンブはパリの街の発展と同時に広がった。
パリに並ぶ建物はパリの地下にある石を掘り崩して建物に利用していたらしく、その後の人口増加に伴い建物が増えると地下空間は迷路のように広がったそうだ。それまでパリの墓地は地上に存在したのだが、こちらも人口増加に伴い敷地が足りなくなり、雨が降ると土が流れて埋めた死体が出てきていたという(なんともハロウィンにぴったりなお話)。さらに臭いも酷かったことから、地下に空間があるならばそこに死体を移動したらどうだろう。ということで住民が出くわすことのない夜中にごとごとと死体を地下に運んだそう。それをわざわざ見に来る野次馬もいたらしい。

丁寧に並べられた人骨が増えに増えて現在では観光名所として注目されているカタコンブ。フランスのドラマ『ルパン』でも9話目にカタコンブの迷路を歩くシーンがあるので興味のある人はNetflixで見てみてね。


パリに移住する前からこのドラマは見ていてカタコンブのイメージはついていたのだが、パーティーの情報がネットで調べても公式のパリ観光サイトなどにはて乗っていないのだ。(違法の臭いが。。)

実際に行った事がある人のブログを参考までに見てみた。どうやらパーティーは観光用のオフィシャルなルートではなく、探検好きな人たちによって作られた独自のルートらしく会場ももちろんオフィシャルではない場所だそうだ。

そんな"オフィシャルではない"場所で開催するので、参加者は開催する人達と繋がっている人達のみらしく、どんな経路で招待を受けたのかはわからないがせっかく行けるチャンスなので参加してみることにした。

カジュアルなズボンに登山用の靴を履き、夜の道を歩く仮装したフランス人達を横目に集合場所へ向かった。

今回参加するのは私とパートナー、そして友人3人だ。南アフリカ、ジンバブエ、ウクライナ、日本人の私とフランス人がいない外国人組(笑)
それにしても、誰一人パーティーの詳細を聞かされておらず『カジュアルな服と靴で来て。』という事だったので、全員それぞれ持ち物や服装が異なる(笑)

そして全員の持ち物もワインや、ビール8本、お菓子にチーズ、オリーブなど軽いハイキングに行くような持ち物だ。私も魔法瓶に暖かいルイボスティーと水をいれてもってきた。その場の全員が、デコボコした地下の道を"少し"歩いた所で飲み食いするパーティーだと思っているのが持ち物からみてわかる。

しかし、このあと誰もが想像しなかった場所に向かうことになるのだ。

↑道中でみつけたお菓子(ほぼグミ)やさん。ついつい買ってしまう。。



ここまで引っ張っておいて
次回に続く。。(´Д`)


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