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仕事も勉強も無理にしすぎるもんじゃない
今日は、学校で働いていて思うことについて少し書いていて思います。
学校では、~をしなくてはいけないという心理が大人にも、子どもにも働きがちだなと思っています。
大人は、子どもたちを社会に出た時にやっていけるように育てなくてはいけないとか、勉強をできるようにしなくてはいけない等々色々な~しなくてはいけないを抱えながら日々、仕事をしています。
子どもは、勉強をしなくてはいけない、先生の話を聞かなくてはいけない等々、こちらも実に様々な~しなくてはいけないを抱えているのではないかと思います。
まず、学校の大人について考えてみます。
学校で仕事をする一人の大人として、まずは、自分を振り返ってみたいと思います。
ここで、ふと自分の仕事について考えてみると、~しなくてはいけないと考えていることの割合が以前よりも減ってきているように感じます。
なりたての頃は、子どもを~しなくては・・・とか仕事で~しなくてはいけないとやらされている感あふれる仕事ぶりでしたが、今は、~してみようとか~したらこう変わるんじゃないかと前向きな気持ちで仕事に臨むことができるようになってきました。
そこで、思ったのは、無理に~しようと思ってやっていることは、あまり自分のためにならないことも少なくないなということです。
無理に何かをしたり、やらされたりしている時には、やりがいや好奇心をもって挑戦するという事はとてもしにくくなると思います。
ですから、前向きな気持ちで何かに取り組む姿勢を子どもたちに見せるためにも、無理に~しようと考えてやるもんじゃないなと近頃は感じます。
当然好き勝手?というわけにはいきませんから最低限の取り決めなどは守りますが、余白を楽しむような働き方を近頃はできるように心がけています。
無理に何かをしすぎないことで生まれる余白を創造的なことや自主性のある行動に充てることで、仕事はより楽しく充実するなと今、私は思っています。
学校で働く大人が無理に~するということをしすぎれば、その姿をみている子どもたちにどういった影響があるのかは想像に難くありません。
そういった意味でも、学校で働く大人が、~しなきゃ、~しなくてはいけないという思考にはまらずに、もっと柔らかくものを考え、行動していくことが大切ではないかと思いました。
次に学校の子どもについて考えてみます。
子どもたちにとって学校はごく当たり前のように存在していて、良くも悪くもそこから大きな影響を受けていると私は思っています。
学校に行くこと、学校で~することが生活のベースになっているように感じます。
子どもにとって、学校が楽しい場所であれば嬉しいですが、そうではない場合だってあります。
例えば、学校が楽しくない、できればいきたくないという考えもあるはずです。
学校に行かなければいけない、学校で勉強しなければいけない
このような、子どもたちの中にある~しなくてはいけないということについて、私たちは改めて目を向けていく必要があるように思います。
私は、学校に行かなければならない理由や勉強しなければならない理由をはっきりさせて、それを伝えていくということを言いたいわけではありません。
なんといいますか、学校にいくのも勉強するのも~しなくてはいけないと考えてやるもんじゃぁないんではないかなと思うのです。
学校で楽しいことをしたいなとか勉強でこんなことを知りたいなとかそういう自分の前向きな変化を楽しむ姿勢で子どもたちには日々を過ごしてもらいたいのです。
~しなくてはいけないという気持ちが常に先行しては、物事をやらされている感が強くなっていまい、自分で何かをして、楽しむという気持ちを感じにくくなってしまうのではないかと思うのです。
それと同時に、~したほうがいいなと感じた時にどうするかを子どもたちには、考えてほしいと思います。
子どもも、家で、ずっとゴロゴロしていたいから学校にも行かなくていいし、勉強もしなくていいやみたいな発想になってしまうことだってあると思います。
その際、少し目線を変えてみると、ゴロゴロしていないで、色々と学んだり、体験したりしたほうが自分のためにはなりそうだなと感じたとしましょう。
そのように感じた時、どうやって自分の欲と向き合うかについては、しっかりと考えるべきではないでしょうか。
無理に~しないほうがいい=わがまま放題堕落するというわけではありません。
無理に~しない=その~しない分の時間と労力を自分のためになる前向きな行動に使うというイメージを私はしています。
子どもの~しなくてはいけないを極力減らし、~したい、~に挑戦してみようと前向きな気持ちになれるような支援やお手本を私たち学校で働いている大人が意識していくのが大切だなと改めて思います。
最後に…
個人的には、いつも~しなくてはいけないと考えることは体にも心にも毒だと思いますが、適度なそうした負荷はやはり必要だなとも思っています。
そうしたバランスを大人も子どももとっていく必要があるように感じます。
~しなくてはいけないを全くやらない、もしくはやれないとなると人と関わりある社会においては、不都合が生じがちです。
互いを尊重しながらも自由に働いたり、学んだりしていく上では、こうした~しなくてはならない、~したほうがいいという気持ちと上手く付き合っていくこともまた大切なように思います。
今回の記事で、私が伝えたかったことは、
タイトルの通り、仕事も勉強も無理にしすぎるもんじゃないということです。
適度にやることで、やりたいことへの余白を作り、自分の仕事や学び、生活を楽しむことができるようになると思います。
そして、その楽しむ姿勢が、さらに楽しいことや人や知識との新しい出会いをもたらしてくれると思っています。
学校でそうしたことを学ぶことができたら、子どもたちのこれからにとても素敵な影響をもたらしてくれると思っています。
自分の生活の中の、~しなくてはを減らし、~したいを増やせたら、今より毎日が充実しそうだなと思い、このように書かせていただきました。
少しでも何かの参考になれば幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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