授業の感想を聞いてみる
みなさん、日々の授業で、感想を子どもに聞いていますか?
思い返してみると、結構授業がやりっぱなしになってしまっていることが私はしばしばあります。
子どもの気持ちを尊重しながら授業を進めたり、授業での指導を子どもの実態に最適化したりしていくためには、やはり、感想を聞くのがとても効果的だと私は思っています。
例えば、「今日の授業で成長したことは何かな?」と聞いたり、「今日の授業でわかるようになったことは何かな?」といったことを子どもに聞いたりすると子どもの生の声をきくことができます。
これは、少し勇気がいりますね。
聞いてみると意外と「微妙だった」とか「すごく楽しかったけど、何がわかったかよくわからないなぁ」という声が聞こえてくることがあります。
結構ショックですよね。
でも、その声こそが私たちがしっかりと向き合わなければいけないことなのではないかと私は考えています。
子どもの気持ちや実態を大切にして授業を行う上で、先ほどのような声はとても大切です。
ぜひ、ショックを受けて悲しむ前に、話してきてくれた子たちに2つのことを話しましょう。
一つは、感想を教えてくれてありがとうということです。
良しも悪しも、感想を素直に話してくれることはとてもありがたいことです。
その声が私たちの授業をよりよく改善するヒントになります。
もう一つは、「どうしてそう思ったの?」や「どのあたりでそう思った?」と聞くことです。
そうすることで、より的確なフィードバックを子どもから受けとることができると思います。
また、このように聞くことで、「自分の気持ちに向き合ってくれる」と子どもが思ってくれやすくなると思います。
感想の収集方法ですが、バリエーションをもつと良いと思います。
直接聞いてもいいですし、ノートや日記に書いて教えてもらっても良いと思います。
子どもが伝えやすい形で伝えてもらうことが私は良いと思います。
感想を収集して、フィードバックをもらったら、ぜひ、なるべく早くそのフィードバックを生かして、授業の改善をしたり、子どもに還元したりしていくようにすることがとても大切だと思います。
そうすることで、自分が話したことが生かしてもらえたと子どもが感じてくれる上に、目の前の子どもたちに最適化していくことができるからです。
こうしたことを繰り返していくと、子どもと一緒に授業をどんどん作り上げていけるようになると私は思っています。
感想を聞くというちょっとしたことですが、かなり有効に活用できると思いますので、ぜひ皆さんも明日の授業から試してみてほしいと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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